ゆとろぐ。

1991年生まれのゆとり世代の雑記ブログ。

【高知県】馬路村! 有川浩『県庁おもてなし課』聖地巡礼の旅!

ゆずの名産地、馬路村!

 やってきました馬路村!
 有川浩の『県庁おもてなし課』を読んでからというもの、スーパー行く度に馬路村プロデュースのゆずポン酢を買い込むにわか馬路村ファンだったのですが、ついに……! ついに当の馬路村その地へ足を踏み入れることができました!
 ちなみに場所はこの辺です。高知の東の端っこの方ですね。

 とりあえず到着後は即馬路温泉(宿泊地)で荷物を預けます。(→馬路温泉)ゆず製品をお土産に持って帰るために、すっからかんのキャリーバッグを転がしてきたので、それを預けました。そして、フロントでお願いして、例のレンタサイクルをお借りします。
  ちなみに、フロントのお兄さん、レンタサイクルお願いすると屋号入りの自転車の鍵ばっしゃあ並べて「どれになさいます?」と聞いてくれます。好きなの選べます。「一応ね、名前がついとるんですよー。電動が二台ある以外は、どれも変わらんのですけどね」と笑うお兄さんにほっこり。


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 私が選んだのは、こちら「安田川号」です。手作り感溢れる自己主張全開の板が貼っついてます。電動自転車です。馬路村、日頃運動不足がたたっている私には慄くぐらいの坂が、いくつもいくつもあります。多分普通の自転車だと、全身全霊を懸けた立ち漕ぎでも上りきれないんじゃなかろうか。
 勿論、小説で主人公ペアが乗ってた「鮎号」と「ゆず号」もありました。そちらは電動ではなく普通の自転車です。

 

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 あちこちで見かける「馬路村デザイン」に、あーこれだ小説通りだうわーうわー! ともうとにかく何見ても感動しつつ散策してました。川沿いにふと置いてあった椅子には「ひと休みせんかよ」とのこと。ああもう癒される。
 
 その後は、馬路村ゆず製品の加工工場(→ゆずの森)見学に行ったり、お土産物屋さん(→まかいちょって屋)冷やかしたり。

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 見学できるゆず製品加工場、ゆずの森にはこんなのありました。見づらいかもしれませんが、日本地図の左右の端の方に横長の付箋が並んで貼ってありますよね。これは海外から来た方々が国名書いて貼っているみたいでした。こんな山奥の小さな村に、すっごい色んなところからお客さんが来てるんだなぁ、と。
 私もシール貼ったんですが、大阪から来てる人はやっぱり多いみたいで、シールに埋もれて正確な位置が全くわかりませんでした。フィーリングで貼ってきました。


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 夕食です。写真奥が猪鍋で、手前が馬刺しです。どちらも脂がこってりのっていて、すごく美味しかったです。特に馬刺しはバターを齧ってるかと思うほどのこってり具合。ただ、猪も馬も脂が後にひかないので、あっという間に食べてしまいました。

 夕食後は温泉に入りました。何というか、湯が濃い! 今まで入ったことある温泉は、こう、浸かってる間に段々肌がつるつるになってくる感覚でした。けど、馬路温泉は、お湯が濃ゆくて、身体に一浴びしただけでつやっつやのとろっとろに……!
 そして、温泉には馬路村ブランドのゆずシャンプーとゆずリンスとゆずボディーソープが備え付けられていたのですが、これがまた凄く良い! ゆずのすっきりした爽やかな香りがして、泡立ちが良くて軽い仕上がりです。パッケージをよく見ると、ゆずオイルって書いていました。あっさり軽い洗い心地だったので納得だったんですが、オイル系でこんなに泡立つもんか、と感心。

 風呂上がりにはゆずソフトと湯上りプリン。ゆずソフトは甘酸っぱく爽やか系。湯上りプリンは甘さ控えめねっとり系。どっちかとは言わず両方食べちゃうのがおすすめです。だいじょーぶだいじょーぶ温泉入ってるんだからカロリーなんて気にしない。

 翌実、再度温泉堪能した後の朝ごはんは、あめごの干物のお味噌汁とお漬物。写真は撮りそびれました。ちょうど寝起きのお腹の具合に合った、程よい量の朝食でした。
 朝食後は、名残を惜しみつつ、10:00にチェックアウトして散歩して、11:25に馬路をたつバスに乗り込みました。そのバス逃すと次は十六時台になっちゃうみたいです。


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 はい、また来ます。次は車で、荷物入れすっからかんにして来ます。


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 なお、戦利品の写真がこちらです。スーパーに進出している「ゆずの村ポン酢」の他になんと三種類のポン酢があったので、勿論全部買いました。後はドレッシングやら入浴剤やら諸々。想像以上に手広くやってるみたいで驚きました。
 気になるあなたには通販もありますよ!(→馬路村公式通販)ちなみに「ゆずの村ポン酢」も、私の場合近所のスーパーで買うより公式通販の方が安いっぽいです。

 

諸費用計算

 交通費

  夜行バス 大阪(梅田)-高知(安芸) 6850×2=13700円
  昼行バス 高知(安芸)-高知(馬路村) 1250×2=2500円

 宿泊費

  夕食・朝食付き(猪鍋プラン) 9800円

 現地費用

  レンタサイクル(電動) 300円
  直売所の田舎寿司 250円
  ゆず酒 500円
  ゆずソフトクリーム 100円
  湯上りプリン 280円

 お土産代

  キャリーバッグに詰め込めるだけ詰め込んだ結果 約8000円

 合計 約35430円(土産無しなら27430円

 馬路温泉の朝食付き猪鍋プランが9800円っていうのがすごい。(ちなみに平日です)きょうび大阪でこましなビジネスホテルの夕食・朝食付きプラン頼んだら普通にそれぐらいしますよ。川の見えるコテージ泊、温泉は良いお湯、お腹いっぱい郷土料理食べさせて、 こ の お 値 段 ! ジャパネットたかたもびっくり。

無事旅行を終えての感想。

 いや、もう、想像してた以上に良かったですよ、馬路村。

 たぶん、都会っ子が理想とする田舎ってこんな感じなんです。村にはちょっと降りて遊べそうな川が通ってて、川は底が透けて見えるような清流で、山も畑もすぐそばにあって、急な坂を登ればひとけのないお寺がある。その辺にまっくろくろすけが住んでいて、どっか分け入ったらトトロに会えそうな雰囲気。
 人は居るけどたまにしか居ないのが、こういう雰囲気を作るのかな、と思います。たまーにおばあちゃんやおじいちゃんとすれ違うし、遠くで学校のアナウンスとかトラックのエンジン音とか聞こえてくるんだけど、基本的には誰の目もなくて、その景色の中に自分しか居ない感じ。

 

 後ですね、今日ポスト開けたら入ってました。馬路村からのお便り。馬路村製品のカタログと併せて、「来村感謝状」ですって。
 おもてなしの徹底度合いに笑ってしまいました。


 山ほど写真撮ってきたのですが、ほんの一部だけご紹介しました。もっと馬路村の雰囲気を知りたい方は、公式ブログがあるようなのでそちらを参考に。(→日々馬路村)未読の方は『県庁おもてなし課』を読むとすごくイメージわくと思います。

 馬路村デザインを探し歩くも良し、THE 田舎を散策するも良し。とても楽しくて癒されるので、是非馬路村に行ってみて下さい。

2016.8.22 追記済