私が考える理想の卒業式。
卒業式のあのなっがい訓示の最中、に、いきなり立ち上がる一人の生徒。来賓と保護者達の視線が完全に集まったのを見計らい、突如体育館の外から大音量で鳴り響くドラムのfill in。慌てる教師達を尻目にスピーカーから零れ出すエイトビートのミュージック。
そして一斉に席を立ち踊り出し歌い出す卒業生達!
ダンス部は踊ればいいし合唱部は歌えばいいし軽音楽部や吹奏楽部は楽器奏でればいいし、美術部や書道部は体育館二階から作品をふわっと垂らして視覚的観点から華やかさを加えればいいし、運動部は……まぁ何かとりあえず頑張って盛り上げてもらって、帰宅部はあのやたらめったらカラフルでやかましい笛風船をあほほど膨らましては手空きの奴に手渡して、曲の最後に一斉に笛風船から手を離しひゅうううううううううっと体育館全体に彩りが舞って最高潮の盛り上がりを見せ、
音も動きも止んだ空間に萎みきった笛風船が一斉に落下、
来賓と保護者と教師ぽかーん、
生徒達ぜーはーしつつ、
(そういえば終わった後のこと考えてなかった)
という気持ちを全員で共有。
そ し て 彼 ら は 伝 説 に な っ た 。
(後でしこたま怒られた)(後片付けはちゃんとした)(保護者には大受けした)
みたいな。まあ、というわけで、こういう『天使にラブソングを』みたいなかっちょいい卒業式が理想ですという話。(youtubeでフラッシュモブの動画見過ぎて完全に毒されてます)
【「今週のお題」卒業 】でした。