ゆとろぐ。

1991年生まれのゆとり世代の雑記ブログ。

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』で才能に目覚めてみた。

 

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

 

  紀伊國屋のフレッシュマンフェアででかでかと宣伝されていて、気になって買ってしまいました。ひと昔前にブログ界隈で流行した本らしいです。

 本の裏表紙あたりに袋とじがくっついており、そちらに記載のアクセスコードを使ってネット上で強み診断を受けることができます。アクセスコードの利用は一回こっきりです。まあ、1700円ぐらいで本格的な診断を受けられるなら安いっちゃ安い気もします。

 アクセスコードだけ売ってないのかなー、とちょっと探してみましたが、ありました。公式サイトで15$(現時点のレートで1638円)だそうです。大差ないにも程があるので普通に本買ったらいいと思います。

 

私の五つの才能。

 個別化
 回復志向
 成長促進
 親密性
 共感性 でした。

 個々に詳しく見ていきます。

個別化

「個別化」という資質により、あなたはひとりひとりが持つユニークな個性に興味を惹かれます。あなたはひとりひとりの特徴や個性を覆い隠したくないので、人を一般化したり、あるいは類型化することに我慢できません。むしろ、個人個人の違いに注目します。あなたは本能的にそれぞれの人の性格、動機、考え方、関係の築き方を観察しています。あなたはそれぞれの人生における、その人にしかない物語を理解します。この資質によって、あなたは、友達にぴったりの誕生日プレゼントを選んだり、ある人は人前で誉められることを好み、別の人はそれを嫌うことを分かったり、一から十まで説明して欲しい人と、一を示せば十を知る人とに合わせて、教え方を調整できたりするのです。あなたはほかの人の強みをとても鋭く観察する人なので、ひとりひとりの最もよいところを引き出すことができます。この個別化という資質は、あなたが生産性の高いチームを作ることにも役立ちます。完璧なチームを作るに当たり、チームの「組織構造」や「作業手順」に着目する人もいますが、あなたは優秀なチーム作りの秘訣は、各自が得意なことを充分に発揮できるような、強みに基づく配役である、ということを本能的に知っています。 (本文より引用)

 特に納得できる点については太字にしてみました。個別化=ひとりひとりの違いをよーく見てるよーそして合わせるよーって感じでしょうか。

 確かに人のことを一般化するのも類型化するのも違和感があります。一つの言葉で全体を括るような表現の仕方が好きではなくて、自分自身やってしまいがちではあるのですが、後から反省することがあります。

 人の話を聞いていて、一冊の本みたいだなーと思うことがあります。なので、似たところのある話を聞いても、「◯◯の話」フォルダにファイリングするというよりは、別個の本として本棚に並べていくようなイメージで記憶を整理する傾向があります。

 小さなことだと、その人が使う「言葉」を合わせることが多いです。昔楽器をやっていた頃、恐らく全員がある程度同じイメージを共有しているにも関わらず、言葉としては「響きのある音」「深い音」「よく鳴っている音」「芯のある音」など、それぞれに好みの表現を使っているという場合がよくありました。たとえ自分自身ぴんとこない表現でも、無意識に相手に言葉を合わせて喋るようにしてました。

回復志向

あなたは問題を解決することが大好きです。さらなる困難に遭遇するとうろたえる人もいますが、あなたはそれによって力を与えられます。あなたは症状を分析し、何が悪いのかを突き止め、解決策を見い出すという挑戦を楽しみます。あなたは現実的な問題を好むかもしれないし、抽象的な問題、あるいは個人的な問題を好むかもしれません。あなたはこれまでに何度もぶつかって、解決できる自信がある分野の問題を探し求めるかもしれません。あるいは、複雑で馴染みのない問題に直面したとき、あなたは最もやり甲斐を感じるかもしれません。あなたが実際に何を好むかは、あなたの他の資質や経験によって決まるでしょう。しかし確実に言えることは、あなたは物事に再び生命を与えることを楽しんでいるということです。底に潜む要因を明らかにし、その要因を根絶し、物事を本来あるべき輝かしさへ回復することを素晴らしいと感じるのです。もしあなたの介入がなかったら、たとえばこの機械は、この技術は、この人物は、この会社は、機能を停止してしまった可能性があると本能的に分かっています。あなたがそれを直したのです。それを蘇生させ、活気を取り戻させたのです。あるいは、あなたらしい表現で言えば、あなたはそれを救ったのです。 (本文より引用) 

 回復志向=問題の要因を突き止め、それを解消して回復させることが好きだよーって感じでしょうか。

 昔から、困ったちゃんの対応が割と好きです。「何でこの人こんなに困った人なのかなー」と考えて、本人と交流しつつ「あーこの人こういうところがあるから困った風になっちゃうんだなー」と理解を深め、「それならこういう接し方をすれば困った度が軽減されるかなー」もしくは「周りにこういうフォローを入れれば円滑にいくかなー」みたいなことを試してみて、効果があると一人そっとほくそ笑みます。

成長促進

あなたはほかの人たちが持つ潜在的な可能性を見抜きます。実際のところ、潜在的な可能性があなたのみている全てであることも多いのです。あなたの考えでは、完全にできあがった人間は存在しません。誰もが進歩の途上にあり、可能性に溢れています。だからこそあなたは人々に惹きつけられるのです。あなたがほかの人と互いに関わりを持つ時、目指しているのは彼らに成功体験をさせることです。あなたは彼らを挑発する方法を探します。彼らの能力を伸ばして成長させるような、興味深い経験を計画します。そしてその間ずっと、あなたは明らかな成長の徴候が現れるのを待ちかまえています。学習によって身につけたり改められた新しい行動、技能のちょっとした向上、卓越性の芽生え、以前ならひとつひとつ意識しながらやっていたことが自然に淀みなくできるようになることなど。これらは人によっては気づかないほど小さな進歩ですが、あなたにとっては、潜在能力が発揮されつつあるという、明らかな兆候なのです。ほかの人に現れるこれらの成長の兆候は、あなたの原動力であり、あなたに力と満足感を与えます。そのうちに多くの人があなたに助けと激励を求めるようになるでしょう。なぜならある段階で、彼らはあなたの助けは心からのものであり、同時にあなたに喜びをもたらすものだと分かるからです。 (本文より引用) 

 成長促進=人が成長する助けになることが私の心からの喜びです! みたいな感じでしょうか。

 これ一番わかるな、と思いました。自分が関わって人がちょっと前進したりすると途端に活き活きつやつやしだします。

親密性

「親密性」という資質は、あなたの人間関係に対する姿勢を説明します。 簡単に言えば、「親密性」という資質によって、あなたはすでに知っている人々に引き寄せられます。あなたはかならずしも未知の人たちと出会うことを避けているわけではありません。事実、知らない人と友人になるスリルを楽しむような他の資質を、あなたは持っているかもしれません。しかし、あなたは親しい友人のそばにいてこそ、大きな喜びと力を得るのです。あなたは親密であることに心地よさを感じます。一旦最初の関係ができあがると、あなたは積極的にその関係をさらに深めようとします。あなたは彼らの感情、目標、不安、夢を深く理解したいと思っています。そして、彼らにもあなたを深く理解してもらいたいと願っています。あなたは、このような親密さがある程度の危険性を含んでいることを知っています。あなたは利用されるかもしれないのです。しかし、あなたはその危険性を進んで受け入れます。あなたにとって人間関係は、それが本物である時のみ価値を持ちます。そして、それが本物であるかどうかを知る唯一の方法は、相手に身を委ねることです。互いを共有すればする程、お互い危険性も大きくなります。お互い危険性が大きくなればなる程、自分たちの意思が本物であることを、よりはっきりと証明できるのです。これらが真の友情を築き上げるためのひとつひとつのステップであり、あなたはそのステップを喜んで進めて行きます。 (本文より引用) 

 親密性=人と親密になりたいよー誠実な関係を築きたいよーみたいな感じでしょうか。

 確かに信頼関係ができている人と居る方が落ち着きます。後、仲良くなりたいなら先に信頼を示すべきかなーとも思っています。

 

共感性

あなたは周囲の人の感情を察することができます。彼らが感じていることを、まるで自分自身の気持ちであるかのように感じることができます。本能的に彼らの眼で世の中を見ることができ、彼らの見方を理解できるのです。あなたは必ずしもそれぞれの人の物の見方に賛成するわけではありません。必ずしも一人ひとりの困難な状況を哀れむわけではありません――哀れむのは、共感ではなく同情でしょう。あなたは必ずしも、それぞれの人の選択を受け入れるわけではありませんが、理解します。そして、この本能的な能力は素晴らしい力を持っています。あなたには言葉に表せない問いかけが感じられます。あなたは人々が必要としていることが分かります。他の人が言葉を探して苦労しているとき、あなたには適切な言葉や適切な言葉のトーンが自然に出てくるのです。あなたは、人々が自分の感情をうまく言い表せるように手助けします。あなたは、彼らが感じていることを表現するのを手助けします。この素晴らしい力によって、人はあなたに惹かれるのです。 (本文より引用)

 共感性=人の気持ちと自分の気持ちを重ねられるよーみたいな感じでしょうか。

 確かに周辺の人間関係中では随一のもらい泣き率を誇っています。本でも映画でもテレビでも、お涙頂戴系ではもれなく泣きます。2chの泣けるコピペまとめではむせるほど泣きます。

 そして、世界の事故100選みたいな痛い系の番組は一切見れません。あいたたたたたたたたたたたた……ってなります。

 番外として、人ののろけ話は買うほど好きです。幸せな話聞くと幸せになれるよ! 深町なかとかべんたぶとか蒼井ブルーとか大好きです。本買いました。気になった方はそれぞれの方のTwitter是非覗いてみて下さい! きっと幸せになれます。

 

まとめ。

 当 た っ て る … … !

 ちょうど今、前職では「何か違うなー」と思ってたことが、転職して「そうそうこんな感じが良かったの!」ってなってるんですが、割とこの診断結果に沿った形で何か納得していまいました。

 著者曰く、あくまで診断結果は「種」であって、今後知識をつけ技術をつけ花を開かせる役に立ててほしいとのことだったので、これから頑張っていこうと思います。

 さて、ちゃんとした性格診断というと、SPIで受けさせられるアレが一番頭に思い浮かんでくる人が多いような気がします。

 SPIの診断とこの本の診断の最も大きな違いは、SPIは「各項目には相反性がある」として診断しており、この本は「各項目には相反性がない」として診断していることでしょうか。

 要するに、SPIだと「内向的だけど新しい人と出会うのも好き」はなにそれ矛盾してるよ! って結果が出ますが、この本の場合だと「内向的だけど新しい人と出会うのも好き」はうんうんそういう組み合わせも当然あるよーって結果が出ます。なので、質問に回答してても、あれーさっき答えたのとこれって矛盾すんのかなーうーんどうしよー、みたいな変な葛藤を覚えずに済みます。

 SPIの性格診断って露骨に矛盾を暴こうとしててすっごい答えづらいじゃないですか? 私だけですかね。

 診断そのものがまず楽しいです。加えて、文章が物凄く褒め倒しなので、自分には現れなかった特徴について読むのも、他人に対する褒め言葉のストックが増えて良い感じです。

 こういうの好きならおすすめです。是非一度やってみてください。