初めての転職先がホワイト企業だったので不安が吹き飛んだ。
初めての転職先はホワイト企業でした。
さて、あっという間にGWが過ぎてしまいましたね。GWは何をしていたかって?
仕 事 で す よ !
などと書くとすっごいブラック企業に転職してしまったかのようですが、単にシフト制なだけです。来月あたりにお休み振り替えます。
今働いているところは前職と比べるとスーパーホワイトです。ボールドのCMのふかふかバスタオルを凌駕するほどの驚きの白さです。
残業管理が白い。
残業を本当にちゃんと管理してくれる企業の鑑です。
前職のときは、PCで出退勤時刻をガチガチに記録しているにも関わらず、休憩時間の嵩増し申請という荒技によって残業時間がざっくざく削られていきました。繁忙期のある日、上司が「今日休憩四時間で申請ねー」と言ったときは笑いました。ツッコミ待ちか! そして渾身のボケをあえて受け流す労基のスルースキルの高さよ!
そんなこんなだったので転職後一ヶ月ぐらい、「残業時間はちょろまかすのが社会の常識」という前職に染まった価値観を持ったまま仕事をしていました。
結果、呼び出されました。
キリのいい時間の方がよかろうと思って、毎日三十分以内切り捨てで残業申請してたら、「全部修正して下さい」とのことでした。
もはや修正の承認するのも手間だろうに、「前はたいへんだったんですねー色んな職場がありますし、事前にちゃんと言っておけば良かったですねーごめんなさいねー」みたいな労わりの塊みたいな呼び出しでした! ほんとごめんなさい! 自己判断厳禁ですね!
なお、残業時間そのものも前職とは比べものにならないぐらい少ないです。普通にサブロク協定守れそうです。感動です。
社員も社風も白い。
良い人ばかりです。人間通り越して背中から純白の羽が生えてそうな先輩も居ます。
先月の終わりぐらいからついて頂いてるOJTの先輩は、人一倍通り越して五倍ぐらい働いてるのに「何か困ったことあったらいつでも手伝うから何でも言ってね」とか天使か! なお笑顔の素敵な女性の先輩です。ほんと天使です。後光が眩しいです。
上司がミーティングで「お客様のためにできることを〜云々」と演説したときも、とてもびっくりしました。前職では上司から「お客様のため」なんて言葉はついぞ出てこなかったからね!
「お客様第一主義」やそれに類する言葉は色々あります。最近は氾濫しすぎていて、形骸化してるとか宗教臭いとかややネガティブなイメージもつきはじめていますが、そもそも本当にヤバイ環境だとそれらの単語すら出てきません。
逆にホワイト企業だと、やっぱりお客様の方向を向いているのは大前提なんだろうなーと思いました。
口だけじゃなくて実際に法令遵守しているので客前にも立ちやすいです。自分としてはそれが一番ありがたいです。
飲み会が白い。
お 酌 す ら な か っ た 。
せめてサラダの取り分けぐらいはしようと周囲の皿に手を伸ばしたら、「うちそういうの全然気にしなくていいから大丈夫やでー」と、むしろ皿を取られて取り分けて頂きました。
無論隠し芸を強要されることなどなく、飲みすぎて騒ぐ人もおらず、席移動も自由で、ほんとわいわいと和やかな飲み会でした。しかも全体で開催するのは年二回だけらしいです。なんたる白さ。
若者達が集まる一角が一番盛り上がっており、それを目を細めて見つめる年配の方々。まさに仏顔……!
まとめ。
とりあえず幸せです。働くの楽しいです。
転職前に一番不安だったことが、「転職は甘えなんじゃないか?」「働きたくないだけなんじゃないか?」「自分は根本的に怠け者なんじゃないか?」「結局どこ行ってもうまくいかないんじゃないか?」ってところだったんですよね。
仕事してて何かグレーな感じがして納得いかなかったので、最低限の売上立てたら後はもう知らん的なみそっかす営業でしたし。
でも仕事変わってからは楽しいです。やる気も前職のときと比べたら十倍はあります。
自責化を美徳とする風潮がありますが、人間、どうやら環境に大きく左右されることもあるようです。あんまり自分が変わろう変わろうとしなくても、思い切って環境を変えてみるのもありなんだなーと実感しています。
何か違うな、と思いながら働いていた前職での一年半も、無駄にはなってません。何やかんやで育ったスキルもあるよなー、と思っています。
とりあえず営業やったおかげで人見知りはだいぶ克服できました。何にもわかってない新人の癖に、客前ではどうぞ何でも聞いて下さいねー何でもお答えしますからねーみたいな表情を浮かべられるはったりスキルは、意外と末長く役立ってくれそうです。
昔の私と同じように「結局どこ行っても同じなんじゃないか? うまくいかないんじゃないか?」と思って疲れ切ってる人には、環境を変えることで変わることもあるよー、と伝えたいです。
疲れてると何考えてもネガティブになりますからね。できれば疲れ切る前に他責化思考に踏み切って、スパッと決断しちゃった方がいいのかもしれません。
というわけで、明日からも元気に働きます。おわりっ。