【京都】安井金比羅宮で縁切りしてきた。
大学受験のときですら願かけには行かなかった私ですが、職場で「京都にすっごい神社あるよ……」と小耳に挟み、先週末に京阪電車に飛び乗って、安井金比羅宮に行って参りました。
さて、安井金比羅宮とは何ぞや、と首を傾げた方もいらっしゃるかもしれません。
安井金比羅宮とは、京都の霊験あらたかな「 縁 切 り 神 社 」でございます。
縁結びの神社はよく聞きますが、縁切り神社っていうとなかなかに不穏ですよね。ちなみに私は24歳になってはじめて耳にしました。
職場の先輩方によると、体感としても効き目抜群とのこと。
今の職場はやや女性比率が高いので、神社、パワースポット、占いなどなど、スピリチュアル(?)なものが好きな人達がちらほら居て、そのあちこち巡っておられる方々からの「効くわよ……」発言。「ストーカーと縁切りできた」「困った取引先の人が転勤になってくれた」「元彼との半端な関係を清算して新しい彼氏ができた」だの、出るわ出るわ体験談。
すっかり興味をそそられて、カメラ散歩がてら覗きに行くことにしました。
縁切り縁結び。
これが願かけの碑石です。縁切り縁結び碑ということで、実は切るだけじゃなく結んでくれます。「悪縁を断ち切ってはじめて良縁が舞い込んでくる」そうで、縁切りと縁結びは対のものだとのことです。
形代に願い事を書いて、碑石を奥にくぐり、今度は手前にくぐります。奥にくぐると悪縁が切れ、手前にくぐると良縁が繋がるそうです。最後に願い事を書いた形代を碑石に貼り付けて、願掛けは完了です。
折角なので私も願い事を書いてくぐりましたが、物凄く狭い。見た目より相当狭いです。膝をぴんと伸ばしてほふく前進気味にいかないと、つっかえて出られなくなります。私は見事に行きも帰りもつっかえてイモムシよろしくうごめいていました。行ってみようという方はお気をつけ下さい。
ちなみに、手前から奥、悪縁を切る方にくぐると、とてもひんやりとした空気を感じます。奥から手前、良縁を結ぶ方にくぐると、暖かさが戻ってきます。他に参られていた方もそんな感想を言い合っていたので、手前と奥で相当温度が違うのでしょうね。快晴で、特に奥側が影になっていたわけでもないのに、不思議なものです。
柏手も打ちました。
見えづらいですが、左手の方に絵馬が並んでいます。縁切り神社と名高いだけあって、書かれている願い事はなかなか刺激的なものが多いです。人間関係やっぱり色々たいへんなこともありますよね!
行ったばかりなので、願掛けの効果を感じられるのはまだもうちょっと先のことでしょうが、何か劇的なことがあれば報告しようかなーと思います。
京都の祇園四条や河原町から徒歩圏内という、立地の非常にいい神社なので、興味がわけば是非ぶらっと立ち寄ってみて下さい。
なお、形代による願掛けは終日できるそうです。人目を避けるなら深夜にそっと石碑をくぐりに行くのもいいかもしれません。
おまけ。
願掛け後、猫がひょいっと現れてぴょこっと跳んで去っていきました。もしやこれが良縁……!