速読ができることによるメリットを四つ挙げる。
実は速読ができます。
というのも、たまたまうちの母親が超ウルトラミラクル本の虫な人だったんですね。活字中毒通りこしてもはや活字廃人。活字廃人母。最強兵器彼女みたいでゴロがいいような気がしたんですがすみません気のせいでした。
おかげさまで、四方の壁は背の高い本棚に埋もれてみっちり本だらけ、タンスを開ければ本、キッチンにも本、トイレにも本、という環境の中で育ちまして、物心ついたときには速読スキルを身につけていました。
本屋の自己啓発コーナーにもまとまって速読術関連の書籍が置かれている昨今です。新たに速読術を身につけたいという方もたくさん居るかと思いますので、生まれてこの方二十四年間速読スキルと共に生きてきた私が、速読ができることによるメリットをお伝えします。
メリット①「定期テストでめちゃくちゃ有利」
めちゃくちゃ早く終わります。特に国語や社会などの文系科目は、試験時間が半分以上余ることもザラです。余った時間は寝ます。
メリット②「センター試験でめちゃくちゃ有利」
定期テストに引き続きめちゃくちゃ早く終わります。特に文系科目は以下略。余った時間は寝ると言いたいところですが、さすがに心配なので見直しなどに有効活用します。
センター試験では、特に英語と数学は時間がタイトになりやすいそうです。が、少なくとも英語に関しては時間に困ったことはありません。日本語を読むスピードと英語を読むスピードは比例するようです。ちなみに数学の問題を解くスピードは、その、ひ、人並み……でした。
時間が大量に余ればゆったり見直しができるので、ケアレスミスがガタンと減ります。一問が命運を分ける可能性もあるセンター試験では速読術が鍵となる……! かもしれません。
メリット③「レポートの資料収集でめちゃくちゃ有利」
めちゃくちゃ早く以下略。前述した定期テストやセンター試験の場合だと、早く終わったところでぶっちゃけ他に何ができるというわけでもないです。が、レポートの資料収集の場合であれば、早く終われば早く終わるほど余暇が増えるので、かなりお役立ち感が出てきます。
速読術は、資料の内容に目を通すときだけではなく、本棚から目当てのタイトルを見つけ出したり、論文リストから目当ての著者を見つけ出したりするときにも活躍してくれます。
大量の資料を読み込まねばならない卒論の準備では、水を得た魚のように速読術が火を噴きます。ちなみに一つ補足しておくと、文章を早く正確に読むスキルと文章を早く正確に書く技術は比例しないようです。あしからず。
メリット④「SPIでめちゃくちゃ有利」
めちゃくちゃ以下略。SPIの言語の評価は解くスピードに大きく影響されるっぽいです。
転職活動してるときに、選考途中でSPIの結果教えてくれる選考官が居たのですが、言語は最高ランクだったらしいです。今まで見たことないって言われました。調べたら受験者の上位3%が最高ランクにあたるらしいです。これ自慢です。ちなみにめっちゃ問題集で対策しまくった非言語の方は「超普通ですねwww」って言われました。
以上です。
もう一度言います。以上です。
最近、速読術で人生を変える‼︎ みたいなタイトルの本を見ながらすっごい疑問に思ってたわけです。人生変わるか? と。
人生かれこれ四半世紀ぐらい生きてますが、速読が最も役に立つのって間違いなくテストのときです。後はネットサーフィンしてるときとメールチェックしてるときです。
個人的には、あれば役に立つけどなくてもそんなに影響のないスキルだと思います。文房具で例えるとテープのりです。なかったらなかったらスティックのりで対応できる系のあれです。
というわけで、人生変える系のタイトルは信用できないという話でした。
まぐろ