ゆとろぐ。

1991年生まれのゆとり世代の雑記ブログ。

2016年度アートアクアリウム展 in 大阪に行ってきた!

写真撮り放題のアートアクアリウム展。

 アートアクアリウム展についてざっくり一言で説明すると、すっごいムーディな金魚展です。
 暗い空間で赤や青や紫のライトに代わる代わる照らされる金魚の展覧会で、何と夜になったらお酒も飲めます。公式HPの紹介動画見てたら、妖しく輝く金魚達と共に酔っ払った人間達が踊り狂ってました。ちなみに私はお昼に行ったので踊り狂ってません。

 実は、このイベント、写真撮り放題です。HPで写真撮影可能と明記されています。
 そういうわけで、京都の縁切り神社に足を運んだっきり、とんとカメラを触っていなかった私は、是非とも撮りに行かねば! と勇んで行って参りました。

煌びやかな金魚達。

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 絵の具垂らしたような模様の金魚。紫のライトって雰囲気妖しいですよね。

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 場内暗すぎてピント合わせるのに必死。

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 小さくて赤い金魚はやっぱり可愛い。

 

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 金魚に紛れてお掃除頑張ってたプレコ。水槽の汚れを食べてくれる丈夫で長生きな良い魚です。子供の頃飼ってました。

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 しれっと飾られてたニモもといクマノミ。金魚じゃないのに。ピクサーの影響力恐るべし。

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 何故か紫ライト点灯時の写真が多かったです。

 ほんとに場内が暗くて撮るの必死でした。比較的まともに写ったものを貼ってますが、この日撮った内のほとんどがピンボケやら見切れやら何やらで、何が写ってるのかわからないものばっかりです。かなしい。
 私の技量ではどうにもピントが合わないので、陰くっきりつけてそれっぽくしようかなとかなりアンダーで撮りました。が、家で見てみると思ったより更に暗い写りでした。
 普段晴れの日に外で撮ることが多く、カメラの液晶画面を最大の明るさにしたままだったから、思った以上に暗くなったんだと思います。液晶の明度設定も大事だなーと新たな発見でした。

デートにおすすめのイベントでした。

 平日の真昼間に行ったのですが、結構混んでましたね。写真可ということで、誰もかれもが写真を撮りながら進むので入れ替わりが遅いのかもしれません。
 なかなかにムーディで、見たことのない形状の金魚がいっぱい居るので話題も尽きないし、人混みなので自然と身を寄せ合って喋れるし、暗いので緊張せずに済むし、ちょっと座って休憩するスペースがあって、併設の金魚カフェなる場所で金魚ラテアートや軽食を楽しめるという、付き合いたてであんまり仲良くないタイミングのデートとかにめちゃくちゃ良いイベントなんじゃないかと思いました。

 ちなみに場所は堂島リバーフォーラムで入場料は1000円です。大阪駅からでも行けますが、環状線なら福島駅から歩いた方が近いかもです。
 気になったら是非公式HPへ!

 …え、私が誰と行ったか?
 勿論 お ひ と り さ ま で行きました☆

 おわりっ。

対戦ズーキーパーが尋常じゃなく面白い。

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 皆大好きズーキーパー。ご存知ない方のために簡単に紹介すると、ずらっと並ぶアイコンを上下左右に入れ替えて、三つ並べて消す系のパズルゲームです。やったことないけどLINEPOPが近いらしいです。ガラケー時代からの私の暇潰しのお供です。なお基本プレイ無料です。

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 真ん中のイラストを見て下さい。
 ぐっちゃぐちゃに並んだ動物達の中、どこを入れ替えれば三つ並んで消えてくれるかを判断して、入れ替えまくってどんどん消していきます。一つを消している間に他を入れ替えれば連鎖が繋がります。いわゆるアクティブ連鎖というものですが、これがやみつきになります。
 なお、動物が三つ繋がらないところは入れ替えても元に戻って反映されません。

 元々は淡々と消し続けていくだけの一人用パズルゲームだったのですが、いつの間にやらオンライン対戦ゲームになってました。
 30秒を1ターンとして動物を消しまくりオフェンスポイントとディフェンスポイントを同時に溜め、ターン終了後お互いにどっかーんと攻撃し合います。それを何度か繰り返し、相手の体力を削り切った方が勝ちです。対戦Ver.パズドラと言えばわかりやすいでしょうか。
 レート式になっており、自分と同程度の実力の相手と当たる仕様です。(最近は過疎化が進んでいるのか、あんまり同レートと当たらないです)

シンプル操作&対戦バランスにやみつき。

 まず、アクティブ連鎖が脳汁出るほど楽しいです。とにかく連鎖が繋がれば繋がるほど攻撃・防御共にポイントが稼げるので、脳味噌フル回転で消せるところを探し、テンポよく消していきます。
 消す動物の種類によって、オフェンスポイントが加算されるのかディフェンスポイントが加算されるのかが違うので、連鎖のどのタイミングでどの動物を消すかも意外と重要です。ちなみに防御の方が大事な局面が多いので、私の場合は、いかにディフェンスアニマルであるゾウさん&カバさんを連鎖の後半で消すか、ということに全集中力を傾けています。
 とはいえ、基本は隣り合っている動物を動かして三つ揃えて消すことをテンポよく進めるだけですから、簡単です。どシンプルです。

 レートも、勝った時負けた時ちょうどいい塩梅で上下するので、全然上がらないとか全然下がらないとかはなく、実にいいです。(最近は過疎化が進んでいるのか以下略)
 課金でアイテム買えたりするのですが、戦局を大きく左右する力はないので、安心して実力と実力のぶつかり合いで勝ち上がっていけます。正直アイテムは最初に貰えるお試し分ぐらいしか使ったことないのですが、動物シャッフルやお邪魔撃退とかだったので、ちょっとしたお助けアイテムという立ち位置です。

始めよう、対戦ズーキーパー。

 要するにですね、対戦人口を増やしたいのです‼︎
 
まあその、過疎化過疎化書いてましたが、そんな言うほど人が少ないわけじゃないです。ただ、以前と比べると減ってそうな感触がするというか。個人的には普通のズーキーパーよりも対戦ズーキーパーの方が楽しいぐらいなので、流行ってほしいです。
 ありとあらゆるパズルゲームの中でも最高に面白いです! やりましょう‼︎(直球マーケティング

 株式会社KITERETSUのズーキーパーのページからダウンロードできます。ちなみにiPhone&Android共に対応しています。何ならモバゲーやハンゲームmixiゲームで遊べます。(→公式HP
 是非! この機会に! 一度でいいからやってみて下さい!

 おわりっ。

2016年上半期を振り返ると激動の半年だった。

半分ニート、半分仕事。

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 思い返すと人生で一番てんやわんやした半年だったかもしれません。

 2016年度、最初の三ヶ月間は、ニートでした。一応求職活動をしていたのですが、まあそんな毎日面接行ってたわけでもなく、スーパースローライフを満喫しつつ、幸せになれる仕事って何なのかしらーと考えながらモラトリアム人間してました。
 前職で疲弊しきっていた心身も、今年の正月に入る頃にはすっかり癒えていました。結果、遊んでは食って寝てというとても健康的かつ堕落的な生き物と化していました。社会人一年目の冬のボーナスで買った家宝のテンピュールにずぶずぶ沈みながら、本読んだりネットサーフィンしてだらけ倒してましたね。

 それで、さんざんのんびりしたおかげで、「やっぱ忙しい方が好きだなー」ということに気付きました。中・高・大とずーっと熱血系の部活をわざわざ選んで入ってそれなりに楽しんでたタイプだったということを再発見したというか。暇過ぎると遊んでてもつまらないというか。
 延々にのんびりしとくか延々に忙しいかだったら後者の方がいいなー、と。勿論たまにはのんびりしたいですけど。
 結局のところ、頑張らなくていいのが楽なんじゃなくて、頑張りたい環境に身を置くことが楽なんですよね。
 人生色んな価値観があるけど、私の場合は「ひとところに軸足を置いて、そこで結果を出して承認されたい」という考えなんだと思います。たぶん。

 

 四月からは、新たな職場で働き始めました。普通に仕事楽しいです。
 与えられた仕事をこなしつつ(こなせていないときもままありますが)、何かもう一工夫するか、ちょっと期待以上の仕事をしてみるか、って考えてやってみるのが楽しいです。前職と違って褒めて育ててくれる風土なのでモチベーションも十割増しです。

 転職が無事成功したからでしょうが、前職は前職で良い経験になったなーと感じられるようになりました。求められる基準が高かったのか、それはもう重箱の隅をつつくように大体の仕事を貶されていたので、今の職場でちょっとしたことで褒められると小躍りするぐらい嬉しいですしね☆
 
と書くとまんま愚痴ですが、実際、前の職場で及第点貰えるぐらいに仕上げると、今の職場では大体期待を上回るぐらいになるようなので、コンプラはともかくとして仕事のやり方はきっちり教えてもらっていたんだな、と感じます。今は褒められて嬉しい一方で、細々と注意して貰えることは今後ないんだろうな、と一抹の寂しさと不安があったりします。

 ともあれ、てんやわんやと忙しい半年でしたが、おかげさまで何とか今後も頑張って働いて生きていけそうです。

 ところで、こないだちょっとした縁で心理学のプチ講演会聞きに行ったら、エリクソンの発達課題の話が出まして、青年期(20代前半まで)の発達課題は「アイデンティティの確立」ですよーって言われて「あーそれ現社とか倫理で高校のときやったなー。……って、もう24歳なのに確立全然できてないけど⁉︎」って思いました。
 エリクソンはなかなかスパルタな締め切りを設定してきますね。

 【今週のお題「2016上半期」】でした。

【京都】安井金比羅宮で縁切りしてきた。

 大学受験のときですら願かけには行かなかった私ですが、職場で「京都にすっごい神社あるよ……」と小耳に挟み、先週末に京阪電車に飛び乗って、安井金比羅宮に行って参りました。

 さて、安井金比羅宮とは何ぞや、と首を傾げた方もいらっしゃるかもしれません。

 安井金比羅宮とは、京都の霊験あらたかな「 縁 切 り 神 社 」でございます。

 縁結びの神社はよく聞きますが、縁切り神社っていうとなかなかに不穏ですよね。ちなみに私は24歳になってはじめて耳にしました。

 職場の先輩方によると、体感としても効き目抜群とのこと。

 今の職場はやや女性比率が高いので、神社、パワースポット、占いなどなど、スピリチュアル(?)なものが好きな人達がちらほら居て、そのあちこち巡っておられる方々からの「効くわよ……」発言。「ストーカーと縁切りできた」「困った取引先の人が転勤になってくれた」「元彼との半端な関係を清算して新しい彼氏ができた」だの、出るわ出るわ体験談。

 すっかり興味をそそられて、カメラ散歩がてら覗きに行くことにしました。

 

縁切り縁結び。

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 これが願かけの碑石です。縁切り縁結び碑ということで、実は切るだけじゃなく結んでくれます。「悪縁を断ち切ってはじめて良縁が舞い込んでくる」そうで、縁切りと縁結びは対のものだとのことです。

 形代に願い事を書いて、碑石を奥にくぐり、今度は手前にくぐります。奥にくぐると悪縁が切れ、手前にくぐると良縁が繋がるそうです。最後に願い事を書いた形代を碑石に貼り付けて、願掛けは完了です。

 折角なので私も願い事を書いてくぐりましたが、物凄く狭い。見た目より相当狭いです。膝をぴんと伸ばしてほふく前進気味にいかないと、つっかえて出られなくなります。私は見事に行きも帰りもつっかえてイモムシよろしくうごめいていました。行ってみようという方はお気をつけ下さい。

 ちなみに、手前から奥、悪縁を切る方にくぐると、とてもひんやりとした空気を感じます。奥から手前、良縁を結ぶ方にくぐると、暖かさが戻ってきます。他に参られていた方もそんな感想を言い合っていたので、手前と奥で相当温度が違うのでしょうね。快晴で、特に奥側が影になっていたわけでもないのに、不思議なものです。

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 柏手も打ちました。

 見えづらいですが、左手の方に絵馬が並んでいます。縁切り神社と名高いだけあって、書かれている願い事はなかなか刺激的なものが多いです。人間関係やっぱり色々たいへんなこともありますよね!

 行ったばかりなので、願掛けの効果を感じられるのはまだもうちょっと先のことでしょうが、何か劇的なことがあれば報告しようかなーと思います。

 

 京都の祇園四条河原町から徒歩圏内という、立地の非常にいい神社なので、興味がわけば是非ぶらっと立ち寄ってみて下さい。

 なお、形代による願掛けは終日できるそうです。人目を避けるなら深夜にそっと石碑をくぐりに行くのもいいかもしれません。

 

おまけ。

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 願掛け後、猫がひょいっと現れてぴょこっと跳んで去っていきました。もしやこれが良縁……!

石黒圭『語彙力を鍛える』を読んで、言葉について考えた。

 『語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング』

語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書)

語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書)

 

しかし、語彙力のある人というのは、ただ単に「知っている言葉の数が多い人」ではない。「文脈に合わせて適切な語を選択する力を持った人」なのである。 (内容紹介より)

 題名に惹かれて手に取りました。読んで理解できる、という意味での語彙力はなくもないはずだと自負しているのですが、自由自在に使いこなせる、という意味での語彙力は貧弱の極みなもので、是非とも鍛えたい!

 著者は、国立国語研究所研究系日本語教育研究領域代表・教授をされている石黒圭氏です。ちなみに大阪生まれだそうです。本の中身は標準語です。

 内容としては三章立てです。

 第一章「語彙についての基礎知識」では、そもそも語彙とは何ぞや? という定義付けの話があります。

 第二章「語彙の「量」を増やす」では、言葉と言葉同士を関連付けることにより、効率良く語彙の量を増やすことを目的として、類義語・対義語、上位語・下位語、話し言葉・書き言葉などなど、様々な語彙体系についての紹介があります。

 第三章「語彙の「質」を高める」では、いつどのような場面でも、精度の高い語彙活用ができるようになることを目的として、誤用や誤解を生みやすい表現を避けるための方策、あるいは、よりふさわしい表現を選び出すための方策について触れています。

 読み終わった瞬間に語彙が爆発的に増える! ということはありません。が、必要な語彙を増やし適切に活用するためのものさしとして活躍してくれる本です。言葉が好きな人、言葉の勉強をしたい人、「文脈に合わせて適切な語を選択する力」を養いたい人にはとてもおすすめです。

面白がっている人のアウトプットは面白い。

 個人的には、新書の中ではクリーンヒットの面白さでした。

 読み終わった後、はて何で面白かったんだろうか、と考えてみたところ、一番の理由は著者の石黒氏が、言葉が好きで言葉を面白がっているのが伝わってきて、それがうつってくるからじゃないかな、と。

 語彙の定義付けやか種別やら用法やらを解説している本なので、内容としては堅苦しいはずなんです。でも、語り口が全然堅苦しくないです。きちんとわかりやすく説明してくれているのですが、それだけじゃなくて、「ほらこれ面白いでしょ」「これもちょっと不思議でしょ」と次々楽しそうに紹介してくれている感じで、とても柔らかいです。

 さらには、「リケジョに続け”ドボジョ”国交省が五年で倍増方針」というテレビ朝日のニュースを見たときに、「ドボジョ」という語に初めて出会いました。「ドボジョ」が片仮名で書かれていたにもかかわらず、意味がすぐに理解できたのは、「リケジョに続け」という表現が直前にあったからです。「リケジョ」が理系女子であることは知っていましたので、「ドボジョ」は土木女子のことだろうと思ったわけです。しかも、直後に「国交省」があり、その前身が建設省であることを考えると、これは間違いないだろうと思いました。これは、文脈を生かした類推の例です。 (本文より引用)

  インターネットを見ていると、対義語をつぶやいている人の数に驚かされます。

「『赤の他人』の対義語って『白い恋人』?」
「『鳥貴族』ってもしかして『魚民』の対義語だったのか」
「『天使のブラ』の反対って『鬼のパンツ』ですかね」
「『黙れ小僧!』の対義語は『何か言えジジイ!』かな」

 などを見ていると、笑いが止まりません。 (本文より引用)

 本文から二箇所引用しましたが、こういう文章を読むと、この人、言葉を凄く面白がっているんだなー、と感じます。釣られて笑ってしまいます。

 好きだから、一日中考えてしまうんでしょうね。すると、誰もが日常で見聞きしているようなところで、ふと立ち止まって専門的に分析してしまう。

 結果として、誰もが共感するような日常的な例が至るところに散りばめられた、面白い新書ができあがる、というわけなのかな、と。

言葉について考える。

 無理な背伸びをせず、文脈に合った言葉を選ぶだけでよい。変に着飾らず、シンプルな言葉を選ぶだけでよい。言葉の形を強く意識させることを目指すのは素人の発想であり、言葉の形を意識させずに内容がすっと頭に入ってくる言葉選びを目指すのがプロの発想です。

 ところが、この単純で、当たり前のことが難しいのです。 (あとがきより引用) 

 あとがきでは、強すぎる言葉の溢れる現代社会に対する著者の憂慮について書かれています。言葉は、相手に伝えること・伝わることが本質だから、奇をてらう必要はなく、「ごくふつうの地味な言葉で十分」というのが、著者からのメッセージでした。

 確かに最近は、印象的な言葉、インパクトのある言葉、誤解を恐れないような強い言葉が溢れている気がします。

 ネット上でのSEO対策用の、目立つキーワードをぎゅっと詰め込んで作られたタイトルが、ついには書店のあちらこちらの棚まで埋め尽くして飽和状態です。

 記事や本の中身もそうで、たったひとつの結論を強い言葉でめいっぱい武装させて、読んでいる相手に信じ込ませようとするようなものが多くなってきているのではないでしょうか。

 これがまた、誤解をまねきかねないような強い表現は、共感できない側の人間にも、どうにも反論したい気持ちを起こさせるからやっかいです。何でもかんでも炎上商法というわけではないのでしょうが、やはり反感を覚えるからこそかえって否定的なコメントの対象になり、話題になることもあるでしょう。

 よく配慮されてすっと入ってくる、本当にその通りだな、好きだな、と心から思えるものは、気軽なアウトプットの対象にはなりにくいものです。丁寧につくられたものには丁寧なアウトプットをしたくなるからです。誤解されないように注意深くつくられたものに、自分の感想ひとつで妙な傷をつけたくないものです。取り扱いも繊細に慎重になります。

 嫌いなものならぞんざいに扱ってもいいか、と拙速なアウトプットの対象になりえますが、好きなものなら巧遅であろうとしてしまうのが人情というものです。

 いかに嫌いかを語る方が気軽で易しくて、いかに好きかを語る方が腰が重くて難しいとは、なかなかうまくいきませんね。

 でも、どうせ言葉を尽くすなら、好きなものを紹介するのに尽くしたいと思います。

 思うところの多い本でした。おすすめなので興味がわけば是非読んでみて下さい。

 おわり。

もしもスマホに足がはえたら。

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 前職時代のとある昼休み、いよいよiPhone6sが出るらしいという時期だったのですが、iPhoneの話から何故かスマホに足がはえる話になりました。

 全員、よくスマホがどこにあるかわからなくなるらしく。

 現代日本はとっくに一億総スマホ中毒時代に突入しており、前職場の面々も例に漏れない立派なジャンキーでした。営業という仕事柄仕方のないところもあるでしょうが、充電が一瞬でも切れたら発狂モノです。いや、ほんとに。
 一分の充電が待てないのに、当然スマホの所在がわからないなんて事態が許容できるはずがありません。

 さて、iPhoneにはSiriという、高性能な音声認識機能があります。これをスマホどこやった問題に役立てない手はないでしょう。

「おーい、スマホやーい。どこに行ったんだー?」
「ヘイここですよマスター。あなたが椅子にかけてほったらかしてる上着の胸ポケットの中!」
 

 叫べば居場所を叫び返してくれるスマホがあれば、もはやスマホどこやった問題で発狂する必要はありません。

 しかし、もう、そこまで賢いのであれば、いっそ足をはやしたらどうだろう。

 誰が言い出したのかは忘れましたが、その発言で一気に議論は白熱しました。
 足を生やせば呼んだら来る。何なら持ち歩かなくてもついてくる。たぶん可愛い。デジタルペットとしての需要も生まれる。
 スマホどこやった問題の素晴らしい解決策だけに留まらず溢れ出る数々のアイデア

 ああ、でも、困った。二本足で走るスマホがこけて画面割れたらどうしよう。

 全員が沈黙しました。ノルマ未達時のミーティングより重い沈黙が事務所を包んでいたのが思い出されます。
 そう、その時です、先輩の脳に天啓が舞い降りたのは。



「六本足にしてカサカサ走らせたらええやん!」


 触 覚 も つ け て さ 。
 あのときの先輩の笑顔は忘れられそうにありません。

 

 ※ スマホの声はディズニー映画アラジンのジーニー(吹替版)でご想像下さい。

愛用カメラのCanon EOS kiss X7とレンズ達を紹介します。

初心者といえば、のkiss X7使ってます。

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 これが私の愛機、Canonのkiss X7です。スマホで撮ったので画質がアレです。実物はもっと美人さんですよ☆

 大学四回生の秋にバイト代で買いました。社会人になったら忙しくなるし、気軽に取り組める趣味があったらなー、という軽ーい気持ちがきっかけです。幼い頃、親に買ってもらった『写ルンです』でファインダーを覗きながら色々撮るのが楽しかった記憶があったので、光学ファインダーを備えている一眼レフに絞って機種選びを始めました。

 凄いのを買っても使いこなせる自信がなかったので、エントリーモデルを買う! とだけ決めて、ヨドバシカメラに行きました。ちょうどX7が出たばかりの時期で、世界最軽量モデル‼︎ とのぼり付きで大々的に宣伝されていたのを覚えています。

 手にちょこんと収まるサイズ感&他の機種とは比べものにならないぐらいの軽さに惹かれて、購入を決めました。

 

ダブルーズームキットを買いました。

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 私はダブルズームキットを買いました。運動会や動物園で大活躍の望遠ズーム55-250mmと、風景や建物撮るときに大活躍の広角ズーム18-55mmの二本セットです。

 どうせ良いレンズ欲しくなるからキットレンズはいりません! なんて言う人も居るようですが、初心者なら絶対あった方がいいです。というかそんなほいほいレンズ買う元手がないです。

 どのキットを買うかはほんと使い方によります。が、私は動物撮るのが好きなので、55-250mmの望遠レンズ大活躍してます

 18-135mmのレンズキットもあって、たぶん買うときに、そっちかダブルズームかで悩む人が多いのかなーと思います。で、私のようにほぼほぼ動物園行くか猫ストーカーするか、ってタイプだと、135mmの望遠じゃ足りないです。

 ふと橋を渡っていて、「ああーッ河川敷に子猫が歩いているーッ‼︎」ってなったとき、満足いく画角で撮るには、間違いなく55-250mmが必要です。運動会でお子さんを撮りたいママさんパパさんにも必須ですね。

 まあでも旅先に持っていくなら絶対18-135mmの方が便利そうですけどねー。写真撮るためだけにぶらり一人旅中ならまだしも、普通の旅行でレンズ付け替えするの、横着の塊のような私にはすっごい面倒です。

 理想をいうと、すっごい広角ズーム一本(風景用)、結構引っ張ってこれる望遠一本(動物園&猫ストーカー用)、便利ズーム一本(困ったときにはこれ一本!)があったらすごく良さそうです。その内きっと買い揃えます!

噂の撒き餌レンズ。

 伝説のレンズ『EF 50mm F1.8 II』勿論持ってます。カメラ本体買って、結構すぐにネットでポチったのですが、8000円台だったか9000円台だったか……諭吉一枚以内に収まる値段で買いました。

 驚きの安さと、価格からは考えられない写りの良さを実現し、初心者達をどっぷりと単焦点の魅力の虜にしてしまう、通称撒き餌レンズです。

 もうね、ずーっとこれ嵌めてます。

 さっき散々「普通の旅行なら便利ズームが〜」「望遠が〜広角が〜」とか書いといてなんですが、旅先でもずーっとこれ嵌めて写真撮ってることが多いです。

 このブログ、サムネなどほぼ自前の写真で賄っているのですが、大抵このレンズです。室内撮りは100%です。ほんっとーに単焦点って素敵!

 すっごい単純ですが、後景がいい感じにボケてくれると一気にそれっぽくなった気がしてものすごくテンション上がります。いまだに上がります。買った当初はもっと上がってました。

 初心者は是非買いましょう。今ならやや値段の上がった新型撒き餌レンズ『EF50mm F1.8 STM』なるものがあるらしいです。そちらは持ってないのでどっちがどういいのかよくわからないですが、どうせハマるから高い方買っちゃえ!

 

まとめ。

 いやね、実は、レンズ三本しかないんです。まさに初心者の鑑☆

 物欲は凄くあります。パンケーキレンズマクロレンズも超広角ズームも便利ズームも何もかも欲しいです。その内買います。元手ができたら買います。

 まあでも、三本しかなくても写真撮るの楽しいです! 他のレンズがあったことがないから、なくて不便を感じるわけでもないですし。あったら便利だろうなーという妄想が広がり倒して物欲に悶えるという弊害はありますけどね!

 写真って、撮るときも楽しいし見返すときも「あーあのときこんなことあったなー」「あーそういえばこんなとこ見たなー」と思い出す楽しさがあるので、ほんとに一粒で二度美味しい!

 後、ブログと写真ってとにかく相性良いと思います。

 まず、ブログあるあるその①「無料写真素材サイトを使うことによってサムネが被りまくる」は間違いなく回避できます。自分で撮ってさえしまえば、あっちでもこっちでも見るなこの写真! ってことは起こり得ません。

 そして、ブログあるあるその②「文章を書くのがだるくて更新が止まってフェードアウト」も比較的起こりにくくなります。困ったときは出先の写真四、五枚並べていっちょあがり!

 一眼、買いましょう‼︎(直球マーケティング

 そんなわけで、これからものんびりカメラライフをX7と共に満喫していきます。横着が過ぎてカビ生えないように心底気をつけます。

 おわり。

青春時代の夏のあくる日と、かにかま。

 

かに風味かまぼこ15本入り

かに風味かまぼこ15本入り

 

 

 かにかまと言えば、かに風味のかまぼこ。そう思っていた時期が私にもありました。

 だがしかし。
 高校時代の友人のせいで、私にとってのかにかまは、それまでと全く違う存在になってしまったのです。

 そう、あれは夏のあくる日でした。吹奏楽部に所属し、トロンボーンを担当していた私は、いよいよ間近に迫ったコンクールに向けて、中庭で部活仲間と共に練習に打ち込んでいました。
 木製のベンチにメトロノームを置いて、楽器を構え、黙々と音を伸ばしていたそのとき。
 ふと、右の二の腕に痒みを覚えました。

 これは、もしや。

 楽器を下ろし、自身の二の腕を覗き込むと、やはり。小さな、赤くぷくりと腫れた部分が見当たりました。
 それを同じく覗き込んで確認した友人は一言。

 


 「あ、かにかまやん」

 

 

  蚊 に 噛 ま 。

 

 それからというもの、私にとってのかにかまは「蚊に噛ま」です。
 今後暖かさを増す季節に向けて、語彙の一つとしてお役立て下さい。

「人を動かす」ための『傾聴』と『承認』と『動機付け』

人を動かすことを目的とする面談の着地点 

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 「会話を通じて人に特定の行動を起こさせるスキル」は、以前も今も、私の仕事において、とても重要です。そのため、そういう系統の本はよく読みます。というわけで、今回は本にもたくさん出てくる『傾聴』と『承認』と、ちょっとおまけで『動機付け』についてまとめます。

 「人が(実際に)特定の行動を起こす」=「人が動く」ことをゴールとする以上、単純にプレゼンが完璧であればいいというものではありません。人間、理路整然と正論をぶつけられてもあんまり動きません。あるいは、感情を込めてドラマチックに訴えかけてもあんまり動きません。

 「 あ ん た ま た 掃 除 し て な い の … … ! 」から始まるお母さんの、熱く感情を込めた至極真っ当なお説教は、あんまり子供の心には響かないのです。

 では、会話(ここでは、一対一での面談を想定)を通じて「人を動かす」ために、「私は何をすれば」いいのでしょうか。

 ここでは詳細は割愛しますが、どうやら昨今の心理学やら何やらの研究によると「人は自分がした約束を守ろうとする(※ ただし自主的に行った場合に限る)そうです。

 先ほどの親子の例でいくと、もし子供が「僕今日からちゃんと掃除するね」と自主的に言った場合、実際に部屋を掃除する確率が高くなる、ということです。したがって、お母さんが子供に掃除をさせたい場合、効果的なのは、お説教ではありません。会話を通して、子供が「ちゃんと掃除するね」と自主的に言い出すように誘導することです。

 私が人が動かしたい場合にも同様です。◯◯します! と相手方が自主的に約束をするよう、面談を通じて誘導を行います。

 ポイントは、あくまでも本人の意思で約束させること。無理矢理に「はーい! ごめんなさい! 掃除するよー!」と言わせると、内心での反発を招き、逆効果になる場合があります。

 さて、面談における誘導に欠かせないのが『傾聴』と『承認』のスキルです。まずは、以下でそれぞれの役割を考察していきます。

『傾聴』の役割

傾聴:(耳を傾けて)熱心に聞くこと。(goo辞書より引用)

 私の思う傾聴の役割は、大きく分けて二つです。

 一つは、「情報収集」です。目の前の人物を動かすためには何が必要か、また逆に何が邪魔になっているか、を探ります。

 子供が掃除をしたがらないことには、何がしかの理由があります。ここのところ新しく買ってもらったゲームに夢中で、掃除どころかゲームをする以外の何もかもが無駄な時間に感じられるのかもしれません。自分の部屋を新しく与えてもらったばかりなので、掃除のやり方がいまいちよくわからないのかもしれません。掃除の必要性は重々承知していて、今まさにやろうとしていたのかもしれません。

 相手の考えていることを知れば知るほど、上手に誘導することができます。

 もう一つは、「相手の受容態勢を整えること」です。相手に自分の言い分を受け入れてもらうには、相手の言い分を満足いくまで聞いてあげることが必要です。

 頭にツノで雷落とすにしろ、仏顔で諭しにかかるにしろ、言葉が相手の右耳から左耳へ受け流されてしまったら効果はありません。ちゃんと聞け! と強制しても、なかなかちゃんと聞いてはもらえません。自発的にちゃんと聞こうと思ってもらうためには、こちらがまずちゃんと聞いてあげるのが回り道のようで最短ルートです。

『傾聴』のささやかなコツ

 さて、傾聴といっても、相手が勝手に喋り続けてくれれば簡単なものですが、現実はなかなかそうはいきません。思っていることを、素直にわかりやすく喋ってくれる他人は、そんなに数多くはいないのです。

 相手の考えていることを引き出すためには、一般的には「質問」を使います。疑問詞のついた投げかけは、相手から必ず返答を引き出します。

 そのため、質問は傾聴において非常に強力なスキルとなりうるのですが、二つほどデメリットがあります。相手に「必ず答えなければという圧を感じさせてしまう」こと、そして「質問に即した内容しか答えてはならないと感じさせてしまう」ことです。

 「圧力」と「限定」が起こるのです。「?」で終わるメールには必ず返信しなければいけない気分になりますよね。圧力がかかっています。また、「今日仕事どうだった?」と書いてあるメールに「明日から忙しくなりそうなんだ」とは返しませんよね。限定されています。

 話をとっとと進めたいときにはいいのですが、相手から広く情報を集めたいとき、深く本音を聞き出したいときには、やや不向きな面があるかもしれません。

 そこでささやかなコツ、「聞き返し」が役立ちます。聞き返しとは、相手の言葉を利用した相槌全般のことです。一番単純な例でいくと、鸚鵡返しです。

 子供「掃除しなきゃって思ったんだけど、ゲームが楽しくて止まんなくて」
 母親「ゲームが楽しくて、止まらなくなったのね」

 こんな感じです。こうした相槌を打たれると、相手は自由に言葉を続けることができます。子供は「そう。だって、もうすぐボス戦で、ほんとにすごくいいところだったんだもの」と続けるかもしれません。逆に、言葉を続けないという自由もあります。質問ではないので、返答は必須ではないのです。

 相手の発言のどの部分を利用するかで、話題の方向性を優しく誘導することもできます。

 子供「掃除しなきゃって思ってたんだけど、ゲームが楽しくて止まんなくて」
 母親「掃除しなきゃって思ってくれていたのね」

 こんな感じです。先ほどの例と同様に、子供は「うん、やらなきゃいけないのはわかってたよ。本当だよ」と続けるかもしれません。もしくは続かないかもしれません。どちらにせよ、こちらが取り上げる部分によって、その後の会話の方向性が柔らかく修正されていきます。こちらも話題の限定ですが、質問に比べると、かなり強制感が薄くなります。

 聞き返しには様々なアレンジver.があるようですが、ここではいったん割愛します。

 ともあれ、聞き返しは傾聴においてとても重要なスキルです。一説によると、相手に満足感を与えるためには、質問:聞き返し=1:2ぐらいの比率がちょうどいいとのことです。

 これがなかなか難しく、相当意識しても、質問:聞き返し=2:1ぐらいになってしまうことがしばしばです。修練あるのみです。

 

『承認』の役割

 承認:① そのことが正当または事実であると認めること。
    ② よしとして、認め許すこと。聞き入れること。(goo辞書より引用)

  私が思う承認の役割は、「心を開かせること」です。言い方を変えると、建前を並べたり嘘をついたりする必要はなく、本音をそのまま口に出していい、と相手に感じさせることです。もしくは、今、この場では、本音を話すことが求められているんだな、と相手に感じさせることです。

 人間は、建前や嘘で本音を隠すことがあります。ゲームが楽しくて掃除を忘れてた、という本音を話すと雷が落ちそうなのであれば、子供は「えーと、今やろうと思ってて……」と嘘をつくかもしれません。相手の機嫌を損ねるかもしれない状況で、人は本音を話しません。

 また、相手の考えを読んだり、気遣いが高じたりするあまり、本音を伝えないこともあります。学生がわからない問題を質問しに行ったとき、先生がとっても忙しそうで、何度も時計を確認しているとします。そうすると、「こういうことなんだけど、今のでわかった?」と問われた生徒は、本当は全然わかっていなくても「よくわかりました。ありがとうございます」と言って先生を送り出すでしょう。相手に求められていない(相手の邪魔になる)状況で、人は本音を話しません。

 そこで、承認を行います。あなたが喋る内容が何であれ、自分は機嫌を損ねることはない、むしろありのままの考えを聞かせてほしいと思っている、とこちらの言葉などによって表現していきます。

 

『承認』のささやかなコツ

 承認=褒めとけばそれっぽいみたいなところはあるのですが、一応ささやかなコツがあります。相手の言動をほんの少しだけポジティブに言い換えることです。

 例をいくつか挙げます。

太郎:「(廊下のゴミを拾ってるところを見られて)いや、何か散らかってたから、気になっちゃって」
花子:「太郎くんは、他人が散らかしたところも、ちゃんと片付ける人なのね」

次郎:「いつも誰にでも良い顔しちゃう。八方美人なんだ」
梅子:「次郎くんは、そこにいる皆に良い気持ちでいてほしいのね」

三郎:「趣味ってほどのものはないなあ。アニメや映画はたまに見るし、漫画とか本読むこともあるけど、どれも中途半端というか……」
薫子:「三郎くんは、すごく興味の幅が広いのね」

 適切なのかはわかりませんが、上記のようなイメージです。

 ぶっちゃけ上から順に、花子「すごいね!」梅子「いいじゃん!」薫子「そんなことないよ!」の一言でポジティブな反応にはなります。が、あえて長々しい台詞にすることには意味があります。相手の実際の言動を元に承認することによって、否定しづらくする効果が得られるのです。

花子:「すごいね!」
太郎:「いやいや全然!」

花子:「太郎くんは、他人が散らかしたところも、ちゃんと片付ける人なのね」
太郎:「いやその、今回はたまたまというか……///」

 事実行ったこと、発した言葉を元に褒められると、完全否定がしづらくなるのです。言う方は言う方で事実を言葉にしているだけなので、ごますり感がなくすんなり言える! ような気が、個人的にはします。

 

それでも「◯◯します!」という言葉が得られないときの『動機付け』

 大抵の場合は、そんなに気合入れて臨まなくてもあっさり決着がつきます。自分の非を認める発言や、改善を約束する発言がかなり早い段階で出てくるんですね。

 ただ、うまくいかない場合もあります。そういうときは別途『動機付け』を行います。「掃除をしないことによるデメリット」「掃除をすることによるメリット」を伝えることにより、掃除をしようという気にさせるんですね。

 ポイントは、相手目線でデメリット・メリットを整理してあげることです。どれだけ腹わたが煮えくり返っていても、掃除をしないと(私に)こんなデメリットがある、掃除をすると(私に)こんなメリットがある、という伝え方ではいけないのです。

 ◯◯しないと(あなたに)こんなデメリットがある、◯◯すると(あなたに)こんなメリットがある、という伝え方が動機付けの基本です。

 

まとめ

 人間は、「自主的に行った約束」を守ろうとします。そのため、面談では、こちらがしてほしい行動に対して、相手からの自主的な「口頭での約束を得ること」を着地点とします。『傾聴』と『承認』スキルをフル活用してそこまで誘導します。辿り着けなさそうな場合は『動機付け』を行います。

 なお、まとめるとまとまりますが、実際は非常にとっちらかってます。

 言わせたいあまりに露骨な誘導してしまうとか。逆に自主性に任せようとするあまりにいつまで経っても話が前に進まなかったりとか。

 反射神経が M U S T です。よく運動神経がいいとか悪いとか言いますが、人と喋るにも会話神経という天性のものの有無が大幅に影響を与えるに違いない、と最近考えてます。私が人と喋ってるととっちらかっていくのは、会話神経がとっちらかっているという生まれつきの才能の欠如のせいなので、仕方がないのです。

 とはいえ仕事なので明日からも頑張ります! おわりっ!

おしゃれなコンテナ形お弁当箱を買ったので所感を書く。

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 元々使っていたお弁当箱の留め具が欠けてしまったので、梅田ロフトへ新しいのを探しに行きました。三十分近く熟考して選んだのが、このコンテナ型です。

 私は、何ならおかず一品で済ませたいずぼら弁当勢です。
 一人暮らしをはじめた当初に百均で買った一般的な楕円の二段重ねのお弁当箱は、即座に挫折しました。あの手のお弁当箱を使っていると、最低三品おかずを入れないといけない圧力を感じます。
 そのため、二つ目に買ったのは、おかず一品でも許される気がする丸型のお弁当箱でした。

 

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 コレです。留め具が欠けたので蓋が閉まりません。一年半近く頑張ってくれました。プラスチックの留め具式にしてはもってくれた方なのではないでしょうか。

 丸型は期待通り使いやすかったです。
 おかずを入れる上の段を取り外すと、ごはんを入れる下の段にスペースが空くのでどんぶりに早変わりしてくれます。上にカレーを詰めておいて、食べるときにごはんにかける、みたいなことができます。楕円のお弁当箱の場合はごはんの段がぱんぱんなのでそうはいきません。
 同様の理由でパスタ弁当にも向いています。上に具沢山パスタソースを詰めておき、食べるときにパスタにかけて混ぜます。ちなみにパスタは油でコーティングしておくと、多少くっつきにくくなります。
 また、おかずが一品二品でも見栄えが悪くない感じがします。でも私の気のせいかもしれません。私の場合、肉じゃがオンリー! とか、ハンバーグとポテトサラダ! とかが多かったです。三品以上詰め込んだことがあまりありません。

 このお弁当箱の難点をあげるとすれば、やや汁漏れしやすい作りになっていたことです。丸くて底が小さいので、結構お弁当箱入れの中で転ぶんですよね。そして、見ての通りおかずコーナーが密閉状態にはなっていないので、転ぶと見事に汁漏れします。かといってラップを挟むと蓋が閉まらないんですよね。私は雑な性分なのでよく転ばせてしまい、汁漏れと戦っていました。

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 というわけで、新しいお弁当箱は、「おかず一品でも許されそうな形状」かつ「汁漏れしにくい構造」という二軸を意識して選びました。
 正方形ということで、丸型ほどではないものの、おかず一品でも許されそうな感じがしなくもないです。加えて、複数のおかずを詰め込みたくなった場合には、丸型より安定して配置を整えられそうです。
 そして、特筆すべきは、おかず入れにシリコン製の蓋が付属していることでしょう。正方形の安定性もあいまって、かなり汁漏れ耐性の高いお弁当箱と言えるのではないでしょうか。汁気多めのおかずを入れて逆さまにしても耐えてくれそうです。期待。

 

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 折角なので詰めてみました。二品弁当です。
 なお、ラインナップは「玉ねぎとミックスビーンズと合い挽き肉のキーマカレー(という名のありものをカレー粉で炒めただけの料理)」及び「スクランブルエッグ(という名のオムレツ失敗策)」です。彩りについてはツッコミ待ちです。カレーは、勿論ごはんの上にのっけて混ぜ合わせて食べる予定です。

 詰めてみて感じたのは、意外と下段のスペースが広いことです。ごはん一杯半ぐらい入りそうです。上段は想像よりやや小さいです。結果、以前使ってた丸型よりガチのどんぶり比率に近くなっています。
 ごはんとおかずの比率を一対一に近づけたい人は、同じ正方形でも別の種類を検討した方がいいかもしれません。もしくは百均などに売っているフィルムカップを駆使して、下段におかずの一部を移すのがよいかと思います。

 実用性もさることながら、外見が前使っていたのより私好みなので満足度が高いです。好みのグッズを揃えることは、自炊のモチベーションアップに欠かせない、と個人的には思います。
 ちなみにどちらも二千円ぐらいです。たぶん丸い方がちょっと高かったです。一週間ぐらい弁当持参すれば充分元取れるなーと思って買いました。

 ロフトに行くと、似たような形状で細部・外見が違うお弁当箱が山ほどあるので、新調したくなったら是非ちょっと覗いてみて下さいね。