ゆとろぐ。

1991年生まれのゆとり世代の雑記ブログ。

やってはみたいけれど面倒なことをやってみるための理由付けの一つ。

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 というわけで、【今週のお題「私がブログを書く理由」】です。

 私は生来のものぐさで、ベッドの上でごろごろしながら本を読むのが人生で一番の娯楽です。アウトドア派かインドア派かでいうと、超弩級のインドア派です。住んでるマンションの隣にコンビニがありますが、そこに行くことさえめんどくさいです。というか部屋を動き回るのさえめんどくさいです。ただただ我が家宝のテンピュールに深々と沈んでいたい。

 しかしそうは問屋が卸さないのが人間の身体というもので、いつまでもベッドでごろごろしてると首も肩も腰も節々が鈍く痛い。そして、節々がちょっぴり痛むだけならまだしも、稀にベッドから足を踏み出すと視界が暗転して意識が遠のく重度の立ち眩み。極め付けは精神へのダメージ。一日中部屋に篭っていると、ベッドがふかふかで至極幸せなのにも関わらず、何故か鬱々とした気分になってきます。幸せなのに。

 そう、人 間 に は 適 度 な 運 動光 合 成 が 必 要 な の で す 。(つまり外出)

 とはいえ、必要だからやる、必要だからできるとは限らないのが人間の性。誰しもが必要なことと向き合えたら、世の中に汚部屋はないのです。ゴミ屋敷はないのです。定食屋もクリーニング屋も半分以下の需要になるに違いない。

 私は掃除と洗濯と料理に関しては重い腰を上げることができます。(なんせ全て室内完結)

 しかし、外出だけは義務感では無理です。

 しかも、ほら、適度な運動と光合成になり得る外出に、まさか隣のコンビニに行って戻るだけをカウントするわけにはいきません。せめてちょっと公園に行って日向ぼっこして帰ってきたいところです。意外とハードルが高いです。

 そこで理由付けをします。「ほにゃららに行きたい」「ほにゃららを撮りたい」「ほにゃららを食べたい」などなど。

 一つだけだと弱いので、合体技を使います。「ほにゃららに行ってほにゃららを撮ってほにゃららを食べて」帰ってこよう、とそういう感じです。

 し か し 、 そ れ で も 弱 い 。

 そう、そこで出てくる最後の一押しがブログなのです。

 「ほにゃららに行ってほにゃららを撮ってほにゃららを食べて、その上それをブログに挙げて私が興味を持ったほにゃららの宣伝をしつつ思い出を記録として残そう」までいってはじめて、私の鉄のものぐさ心に打ち克つことができるのです。

 ブログ開設して記事にしようと決心したからこそ、かの高知県馬路村に辿り着けたと言っても過言ではありません。(→【高知県】馬路村に行ってきた!【有川浩『県庁おもてなし課』の旅】)ほんと本読んでから何年経ってるやら。

 無理矢理にでも外出しないと寝たきりの未来図確定&やりたいこと行きたいところ山ほどあるのに出不精な私にとって、ブログとはまさに救世主……! とまではすみません言いすぎでした。

 ともあれ、主に外出しないとできないことで、やろうかやるまいか悩んでたことを「ま、ブログのネタになるしー」てフットワーク軽く取り組めるようになったことは、日々を活性化してくれてるなあ、と思っています。

 ほんとは一度旅してみたい場所があちこちにたくさんあって、でもものぐさ、かつさみしがりなので、一人で行くのもちょっとなー……と立ち止まってしまっていました。ただ、今はどっか行ったら行っただけ記事で紹介できるし、連休取れたら是非遠出したいなーと考えることができています。次は金沢とか行きたい! お菓子屋巡りしたい!

 勿論、何でもないようなことを、ああでもないこうでもないとこねくり回して書くのも好きです。が、私にとっては、「興味あることをやってみるための理由付けの一つ」「やってみた結果好きになったものの紹介・宣伝の場所」がブログを書いている意味かなーと思います。

 というわけで、これからも、どんどんはちょっと難しいですがちょこちょこと外出して、色んなことを記事にしていく予定です。

 今後とも、どうぞよろしくお願いします。

【大阪】桜ノ宮で2016年の桜を撮ってきた。

 相も変わらず風物詩の写真投稿タイミングが遅いまぐろです! 五月目前にして桜の写真をアップします!

 撮影スポットは大阪環状線桜ノ宮駅降りて徒歩一分の河川敷です。駅名が桜ノ宮なだけに、河川敷には延々と桜並木が続いています。

 別に、川に舞い落ちる桜の花が荘厳だとか、神木と崇めるほどの立派な桜の樹が鎮座しているとか、そういう場所ではないです。が、朝でも夜でも散歩しながら、ただただ桜の花を愛でたいなあ、何の気兼ねもなく思う存分桜を満喫したいなあ、という気分であれば、桜ノ宮はダントツでおすすめです。

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 ほぼほぼ満開だったけどまだ蕾んでるのも居ました。

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 ちなみに桜の花って撮ると意外と白いので、ちょっとホワイトバランスをちょっとマゼンタ寄りにしないと桜っぽい色になりません。でもそうすると空も微妙にピンクがかってしまって、折角朝行ったのに朝撮り感が出ないというかなしさ。

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 撒き餌レンズと名高いかの「EF50mm F1.8 II」レンズを使用。リニューアル前の安い方です。背景の光のボケが綺麗に五角形です。高いレンズ使うと丸くなるらしい。

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 青々しく撮ってみました。

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 零れ落ちる陽光。

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 ところで見ての通り、私は花の撮影をすると九割逆光で撮ってしまいます。もうフォルダ見返すとどんだけ透かすねん! って感じです。眩しいものを見上げたい欲求でもあるんですかね。

 たまには順光で可愛らしく花を撮ってみたいです。

 さて、今年の大阪の桜も、強い雨が降って一瞬で散ってしまいました。花が見頃でかつ天気の良い日は、毎年ほんの数えるほどしかありません。今年も何とか撮れてよかったです。

 桜ノ宮の河川敷は、春の桜は勿論のこと、秋も紅葉が凄く綺麗です。こちらは桜より随分長持ちするので、風が冷え込んできたら是非カメラ片手に遊びに来て下さい。

 おすすめは夜です。備え付けの照明でささやかにライトアップされています。赤く染まった並木が、水辺にぼんやりと浮かび上がります。染まりたても枯れはじめも味があって、秋いっぱい景色を楽しめます。

 桜ノ宮はお気に入りスポットなので、桜の写真に乗じて紹介できて良かったです。

 また秋頃も写真撮りに行こうと思います!

『羊と鋼の森』を読んで考える音楽と言葉。

 『羊と鋼の森』は凄く面白かった。

羊と鋼の森

羊と鋼の森

 

  すとん、と胸の中の収まるべきところに収まっていくような文体で、あっという間に最後のページに辿り着いていました。

 放課後の体育館で「秋の夜の森のような音」に出会った外村が、調律師になって、迷いながらも少しずつ成長していく過程を丁寧に描いた小説です。言葉一つ一つが印象的で、小説と詩の合間みたいな読み心地です。

 片付いた部屋で、夜になってから静かに読みたい本です。

 今年度の本屋大賞受賞とのことなので、興味がわけば是非読んでみて下さい。

 

音を言葉で表すということ。

表現は限りなく多様。

 秋の、夜、だった時間帯が、だんだん狭く限られていく。秋といっても九月、九月は上旬。夜といってもまだ入り口の、湿度の低い、晴れた夕方の午後六時頃。町の六時は明るいけれど、山間の集落は森に遮られて太陽の最後の光が届かない。夜になるのを待って活動を始める山の生きものたちが、すぐその辺りで息を潜めている気配がある。静かで、あたたかな、深さを含んだ音。そういう音がピアノから零れてくる。 (本文より引用)

 昔ちょっと吹奏楽をやっていた私にとって、「音を言葉で表す」というのは慣れ親しんだことであり、鬼門でもあります。他人に伝わる表現難しい!

 頭の中で鳴っている音そのものをパーンと鳴らして共有できれば良いのですが、そんな技術はない! ので、先に言葉を通じてイメージを共有し、メンバーで共有したイメージに沿う一音、フレーズ、和音を目指して練習を重ねていきます。

 たとえば、形容詞を使うことがあります。「重い」「軽い」「硬い」「柔らかい」「甘い」「切ない」「堂々とした」「張り詰めた」などの形容詞を並べて、こういう音を鳴らせ、と言ったり言われたりするわけです。

 擬音語も使います。「パーンッ」「とーん」「ぅわあーん」「タリラリラッ」などを、アクセント目一杯つけて音程つけて指示や会話の中で飛び交わせるわけです。声の表現力がモノを言います。比較的、誤解なく意図する方向が伝わる可能性が高いです。

 擬態語も使います。「しっとり」「きらきら」「さらさら」「ゆらり」などです。擬態語はかなり解読難易度が高い方だと思います。さらさらした音って何だよ‼︎ ってなります。きらきらした音という表現を好む人を知っていますが、私はそれを聞くと即座に脳内にグロッケンの音が鳴り響いて管楽器への変換がききません。

 引用部分のように、風景描写や心理描写が始まることもあります。「薄く雲がたなびいた夕焼け空みたいな」「切なさを我慢して、高まって高まって、突然解放されるような」などです。曲そのもの、もしくはフレーズをこう吹いてほしい、と要請するときに使われやすいです。

 なお、精密な描写的表現を好む人は、頭の中ですでにイメージが具体的な音として鳴っている場合が多く、他の人と意見が対立した場合でも折れない人が多い印象です。メンバーの中に二人も三人もこういう人が居ると、調整に難航します、が、場が詩の朗読会の様相になって楽しいです。

音楽は凄く精密な言葉。

 さて、引用部分は、調律中のピアノの、何度も繰り返される単音の、最終的に到達した音色を表すために189文字使っています。これ擬音語に起こすと「ポーン」です。「トーン」かもしれませんが。三回繰り返しても「ポーン、ポーン、ポーン」です。

 何が言いたいかというと、たかが「ポーン」を表すために、言葉に起こすと何文字費やしても足りやしない! ということです。たかが「ポーン」ですよ!

 でも、これがもし、主人公と同じように、ひとけのない体育館の隅に居て、実際に調律師が鳴らす音を聞いたら、その「ポーン」だけで189文字費やされた「秋の夜の森のような音」だということが瞬時に実感できるんでしょう。

 厳密には、全員がその音を聞いて「秋の夜の森」を想像するかというとそんなことは決してないでしょうが、「秋の夜の森」と共通性のある、そのピアノのその音の纏う、一種の空気感的なものを理解できるんだろうな、と思います。

 音楽は万国共通の言葉である! と言いますね。日本語で「悲しい」って言ったり書いたりしても、日本語知らない外国人には通じません。でも、日本で作られた悲しい曲を聞いてもらえば、極論日本を知らない外国人にも「悲しい」だけは通じます。

 個人的には、音楽は、ただ万国共通であるだけでなくて、凄く精密な言葉なんじゃないかと考えています。言葉では伝えきれないぐらいの細かなニュアンスまで、その一音、フレーズ、和音が表現できる場合がたくさんあるような気がします。

 たったの一音に189文字もの情報量が含まれているとしたら、一曲の情報量はどれだけ膨大になるんでしょうか。

 自分がちゃんとそれだけのことを受け取れているのかな、というのも疑問ですし、音楽を本当に細部の細部まで受け取れるようになったら、それだけで人生が変わりそうです。

 少し話が変わりますが、聞いたところによると、人間の脳は老化によって確かに衰えるけれども、抽象的なものを捉えたり表現したりする能力は、年を経るほどに研ぎ澄まされていくそうです。そして、指揮者などはその筆頭で、年輪を重ねるほど、より深みがあり、繊細な表現をすることができるようになっていくとのことでした。

 『羊と鋼の森』の著者も、五十歳も間近になってくるぐらいのお年とのことで、だからこそ音楽と言葉を結びつけて収めるような文章が綴れるのかな、と思いました。

 きっと音楽を聴く能力というのも年をとればとるほどに育っていくものなのでしょうね。

 そう思うと、何だかこれから年をとっていくのが楽しみです。

 結論、音楽は聴くのも吹くのも読むのも好きです。改めて、やっぱり好きだー音楽好きだー! って思いました。

 これからもたくさん音楽聴いてたくさん本を読みます!

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』で才能に目覚めてみた。

 

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

 

  紀伊國屋のフレッシュマンフェアででかでかと宣伝されていて、気になって買ってしまいました。ひと昔前にブログ界隈で流行した本らしいです。

 本の裏表紙あたりに袋とじがくっついており、そちらに記載のアクセスコードを使ってネット上で強み診断を受けることができます。アクセスコードの利用は一回こっきりです。まあ、1700円ぐらいで本格的な診断を受けられるなら安いっちゃ安い気もします。

 アクセスコードだけ売ってないのかなー、とちょっと探してみましたが、ありました。公式サイトで15$(現時点のレートで1638円)だそうです。大差ないにも程があるので普通に本買ったらいいと思います。

 

私の五つの才能。

 個別化
 回復志向
 成長促進
 親密性
 共感性 でした。

 個々に詳しく見ていきます。

個別化

「個別化」という資質により、あなたはひとりひとりが持つユニークな個性に興味を惹かれます。あなたはひとりひとりの特徴や個性を覆い隠したくないので、人を一般化したり、あるいは類型化することに我慢できません。むしろ、個人個人の違いに注目します。あなたは本能的にそれぞれの人の性格、動機、考え方、関係の築き方を観察しています。あなたはそれぞれの人生における、その人にしかない物語を理解します。この資質によって、あなたは、友達にぴったりの誕生日プレゼントを選んだり、ある人は人前で誉められることを好み、別の人はそれを嫌うことを分かったり、一から十まで説明して欲しい人と、一を示せば十を知る人とに合わせて、教え方を調整できたりするのです。あなたはほかの人の強みをとても鋭く観察する人なので、ひとりひとりの最もよいところを引き出すことができます。この個別化という資質は、あなたが生産性の高いチームを作ることにも役立ちます。完璧なチームを作るに当たり、チームの「組織構造」や「作業手順」に着目する人もいますが、あなたは優秀なチーム作りの秘訣は、各自が得意なことを充分に発揮できるような、強みに基づく配役である、ということを本能的に知っています。 (本文より引用)

 特に納得できる点については太字にしてみました。個別化=ひとりひとりの違いをよーく見てるよーそして合わせるよーって感じでしょうか。

 確かに人のことを一般化するのも類型化するのも違和感があります。一つの言葉で全体を括るような表現の仕方が好きではなくて、自分自身やってしまいがちではあるのですが、後から反省することがあります。

 人の話を聞いていて、一冊の本みたいだなーと思うことがあります。なので、似たところのある話を聞いても、「◯◯の話」フォルダにファイリングするというよりは、別個の本として本棚に並べていくようなイメージで記憶を整理する傾向があります。

 小さなことだと、その人が使う「言葉」を合わせることが多いです。昔楽器をやっていた頃、恐らく全員がある程度同じイメージを共有しているにも関わらず、言葉としては「響きのある音」「深い音」「よく鳴っている音」「芯のある音」など、それぞれに好みの表現を使っているという場合がよくありました。たとえ自分自身ぴんとこない表現でも、無意識に相手に言葉を合わせて喋るようにしてました。

回復志向

あなたは問題を解決することが大好きです。さらなる困難に遭遇するとうろたえる人もいますが、あなたはそれによって力を与えられます。あなたは症状を分析し、何が悪いのかを突き止め、解決策を見い出すという挑戦を楽しみます。あなたは現実的な問題を好むかもしれないし、抽象的な問題、あるいは個人的な問題を好むかもしれません。あなたはこれまでに何度もぶつかって、解決できる自信がある分野の問題を探し求めるかもしれません。あるいは、複雑で馴染みのない問題に直面したとき、あなたは最もやり甲斐を感じるかもしれません。あなたが実際に何を好むかは、あなたの他の資質や経験によって決まるでしょう。しかし確実に言えることは、あなたは物事に再び生命を与えることを楽しんでいるということです。底に潜む要因を明らかにし、その要因を根絶し、物事を本来あるべき輝かしさへ回復することを素晴らしいと感じるのです。もしあなたの介入がなかったら、たとえばこの機械は、この技術は、この人物は、この会社は、機能を停止してしまった可能性があると本能的に分かっています。あなたがそれを直したのです。それを蘇生させ、活気を取り戻させたのです。あるいは、あなたらしい表現で言えば、あなたはそれを救ったのです。 (本文より引用) 

 回復志向=問題の要因を突き止め、それを解消して回復させることが好きだよーって感じでしょうか。

 昔から、困ったちゃんの対応が割と好きです。「何でこの人こんなに困った人なのかなー」と考えて、本人と交流しつつ「あーこの人こういうところがあるから困った風になっちゃうんだなー」と理解を深め、「それならこういう接し方をすれば困った度が軽減されるかなー」もしくは「周りにこういうフォローを入れれば円滑にいくかなー」みたいなことを試してみて、効果があると一人そっとほくそ笑みます。

成長促進

あなたはほかの人たちが持つ潜在的な可能性を見抜きます。実際のところ、潜在的な可能性があなたのみている全てであることも多いのです。あなたの考えでは、完全にできあがった人間は存在しません。誰もが進歩の途上にあり、可能性に溢れています。だからこそあなたは人々に惹きつけられるのです。あなたがほかの人と互いに関わりを持つ時、目指しているのは彼らに成功体験をさせることです。あなたは彼らを挑発する方法を探します。彼らの能力を伸ばして成長させるような、興味深い経験を計画します。そしてその間ずっと、あなたは明らかな成長の徴候が現れるのを待ちかまえています。学習によって身につけたり改められた新しい行動、技能のちょっとした向上、卓越性の芽生え、以前ならひとつひとつ意識しながらやっていたことが自然に淀みなくできるようになることなど。これらは人によっては気づかないほど小さな進歩ですが、あなたにとっては、潜在能力が発揮されつつあるという、明らかな兆候なのです。ほかの人に現れるこれらの成長の兆候は、あなたの原動力であり、あなたに力と満足感を与えます。そのうちに多くの人があなたに助けと激励を求めるようになるでしょう。なぜならある段階で、彼らはあなたの助けは心からのものであり、同時にあなたに喜びをもたらすものだと分かるからです。 (本文より引用) 

 成長促進=人が成長する助けになることが私の心からの喜びです! みたいな感じでしょうか。

 これ一番わかるな、と思いました。自分が関わって人がちょっと前進したりすると途端に活き活きつやつやしだします。

親密性

「親密性」という資質は、あなたの人間関係に対する姿勢を説明します。 簡単に言えば、「親密性」という資質によって、あなたはすでに知っている人々に引き寄せられます。あなたはかならずしも未知の人たちと出会うことを避けているわけではありません。事実、知らない人と友人になるスリルを楽しむような他の資質を、あなたは持っているかもしれません。しかし、あなたは親しい友人のそばにいてこそ、大きな喜びと力を得るのです。あなたは親密であることに心地よさを感じます。一旦最初の関係ができあがると、あなたは積極的にその関係をさらに深めようとします。あなたは彼らの感情、目標、不安、夢を深く理解したいと思っています。そして、彼らにもあなたを深く理解してもらいたいと願っています。あなたは、このような親密さがある程度の危険性を含んでいることを知っています。あなたは利用されるかもしれないのです。しかし、あなたはその危険性を進んで受け入れます。あなたにとって人間関係は、それが本物である時のみ価値を持ちます。そして、それが本物であるかどうかを知る唯一の方法は、相手に身を委ねることです。互いを共有すればする程、お互い危険性も大きくなります。お互い危険性が大きくなればなる程、自分たちの意思が本物であることを、よりはっきりと証明できるのです。これらが真の友情を築き上げるためのひとつひとつのステップであり、あなたはそのステップを喜んで進めて行きます。 (本文より引用) 

 親密性=人と親密になりたいよー誠実な関係を築きたいよーみたいな感じでしょうか。

 確かに信頼関係ができている人と居る方が落ち着きます。後、仲良くなりたいなら先に信頼を示すべきかなーとも思っています。

 

共感性

あなたは周囲の人の感情を察することができます。彼らが感じていることを、まるで自分自身の気持ちであるかのように感じることができます。本能的に彼らの眼で世の中を見ることができ、彼らの見方を理解できるのです。あなたは必ずしもそれぞれの人の物の見方に賛成するわけではありません。必ずしも一人ひとりの困難な状況を哀れむわけではありません――哀れむのは、共感ではなく同情でしょう。あなたは必ずしも、それぞれの人の選択を受け入れるわけではありませんが、理解します。そして、この本能的な能力は素晴らしい力を持っています。あなたには言葉に表せない問いかけが感じられます。あなたは人々が必要としていることが分かります。他の人が言葉を探して苦労しているとき、あなたには適切な言葉や適切な言葉のトーンが自然に出てくるのです。あなたは、人々が自分の感情をうまく言い表せるように手助けします。あなたは、彼らが感じていることを表現するのを手助けします。この素晴らしい力によって、人はあなたに惹かれるのです。 (本文より引用)

 共感性=人の気持ちと自分の気持ちを重ねられるよーみたいな感じでしょうか。

 確かに周辺の人間関係中では随一のもらい泣き率を誇っています。本でも映画でもテレビでも、お涙頂戴系ではもれなく泣きます。2chの泣けるコピペまとめではむせるほど泣きます。

 そして、世界の事故100選みたいな痛い系の番組は一切見れません。あいたたたたたたたたたたたた……ってなります。

 番外として、人ののろけ話は買うほど好きです。幸せな話聞くと幸せになれるよ! 深町なかとかべんたぶとか蒼井ブルーとか大好きです。本買いました。気になった方はそれぞれの方のTwitter是非覗いてみて下さい! きっと幸せになれます。

 

まとめ。

 当 た っ て る … … !

 ちょうど今、前職では「何か違うなー」と思ってたことが、転職して「そうそうこんな感じが良かったの!」ってなってるんですが、割とこの診断結果に沿った形で何か納得していまいました。

 著者曰く、あくまで診断結果は「種」であって、今後知識をつけ技術をつけ花を開かせる役に立ててほしいとのことだったので、これから頑張っていこうと思います。

 さて、ちゃんとした性格診断というと、SPIで受けさせられるアレが一番頭に思い浮かんでくる人が多いような気がします。

 SPIの診断とこの本の診断の最も大きな違いは、SPIは「各項目には相反性がある」として診断しており、この本は「各項目には相反性がない」として診断していることでしょうか。

 要するに、SPIだと「内向的だけど新しい人と出会うのも好き」はなにそれ矛盾してるよ! って結果が出ますが、この本の場合だと「内向的だけど新しい人と出会うのも好き」はうんうんそういう組み合わせも当然あるよーって結果が出ます。なので、質問に回答してても、あれーさっき答えたのとこれって矛盾すんのかなーうーんどうしよー、みたいな変な葛藤を覚えずに済みます。

 SPIの性格診断って露骨に矛盾を暴こうとしててすっごい答えづらいじゃないですか? 私だけですかね。

 診断そのものがまず楽しいです。加えて、文章が物凄く褒め倒しなので、自分には現れなかった特徴について読むのも、他人に対する褒め言葉のストックが増えて良い感じです。

 こういうの好きならおすすめです。是非一度やってみてください。

入社二週間目の新入社員からみてありがたい先輩像。

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 晴れて新しい職場に入社して二週間が経ちました。やることなすこと全て初めてで、本当に毎日が飛ぶように過ぎていきます。もはや「二週間? ほんとに? 二時間ではなく?」って気分です。

 さて、新しい職場、新しい職種ということで、何かあるたびに先輩方の手を止めて「これどうしたらいいですか?」と尋ねまくる毎日なわけです。かつて新卒社員だった頃は(なんか忙しそうだし声かけづらいな……)(こんなことわざわざ確認したら鬱陶しがられるかな……)とか色んな葛藤がありましたが、社会人歴二年を過ぎた今はもうすっかりふてこいもので、誰にでも何でもいつでも訊いてます。

 ここ二週間ほどは特にOJTも決まってなかったので、毎回同じ人に訊いて何度も手を止めさせるのもなーと思って、都度手空きっぽい人に順繰りに質問しに行ってました。

 そうこうしている内に、段々と先輩方の新入社員への応対の仕方の違いも見えてきました。個人的にこの先輩の存在はありがたいなーと思える方が判別できてきたので、今回はその話をします。

ありがたい方の先輩とそうでもない方の先輩。

 結論から言うと「仕事のやり方を教えてくれる先輩」が一番ありがたいです。

 業務中に疑問点ができて先輩に質問しに行ったとき、声をかけた人によって大体二種類の反応に分かれます。

 ① 「わからないなら後はやっとくから」と仕事を代わる先輩
 ② 「わからないなら教えてあげるから」と仕事を教える先輩

 これは後者の方が断然ありがたいです。

①「わからないなら後はやっとくから」

 代わってもらっちゃったら同じ業務が次来たら次も質問しないといけないんですよね……。小心者なので二度も三度も同じこと訊いて手を止めさせるとか震えます。

 新人の私に教えてやらせたら確認込みで三十分かかる業務が、先輩一人でやれば十分とかからず終わる、みたいなのは重々承知なのです。承知してるがゆえに「次は一人でできるようになりたいので教えてもらえませんか?」とか、微妙に言いづらいのです。そのあたりが私のふてこさの限界点なわけです。

 なのでとりあえず作業を代わってくれた先輩の背後霊と化しますが、後ろから見てるだけだと微妙にわからないところが残って、結局また後で訊いて教えてもらうことになったりするのです。

②「わからないなら教えてあげるから」

 教える派の先輩の場合は、自分の手を止めてしっかり一から十まで教えてくれて、手を離せない作業をしているときは「今急いでるからとりあえずこっちで対応するけど、後でやり方教えるね」と、最終的にはやっぱり教えてくれる人が多いです。

 一度手順やルールを教えてもらえば、次は自分一人で業務を完結させることができます。少なくとも、同じことで先輩の手を煩わせることはなくなるわけです。

 また、一通り流れを教えてもらった後「こういう場合はどうすればいいんですか?」と、次に自分一人で業務をこなすためにあらかじめ知っておきたいことについて確認が取りやすいのもありがたいです。

 背後霊パターンだと、(流れはわかったけど、もしあんなことやこんなことが起こったらどうすればいいのかなー)という疑問が残りっぱなしで、イレギュラーなことが起こった際に結局確認取らないといけなくなったり……。

 

面倒でもきっちり教えた方が先輩にとっても良いはず。

 その場では教える方が時間がかかるとしても、新人が一度で仕事を覚えれば、二度と教えることに時間を取られることはないわけです。何なら自分が忙しいときに、新人に以前教えた分は丸投げしちゃうことも可能なわけです。

 この四月の時期なんかは、何もわかってない新入社員なんて邪魔ばっかして煩わしいだろうな、と思います。ただ、四月にちょっと手をかけてもらえると、GW明けぐらいには猫の手よりは助けになれる! はず! たぶん!

 後、わからないこと多すぎて自分でも(こんな手止めさせられてさぞ鬱陶しかろう……)と思ってること時期だからこそ、丁寧に対応してくれる先輩が神様に見えます。

 生まれたての雛が最初に見たものをひたすらついていくアレ現象が起きます。会社への忠誠心なんてこれっぽっちもないけど親切な先輩への忠誠心はハチ公並です。

 出来の悪い新人に懐かれても困るかもしれませんけど……その内出来る子になるので……。

 優しく教えてやって下さい……お願いします……。

 

番外編①:「抱かれてもいい」と思う先輩像。

 ① 質問しに行ったら作業の手を止めて、椅子をこちらに向けて、目を合わせて対応してくれる先輩。

 ②「忙しそうに見えて声かけづらいかもしれないけど、いつでもわからないことは訊いてくれていいからね」と前置いてくれる先輩。

 好き。一生ついてく。

 

番外編②:会社へ一言。

 マニュアルを作れば何もかもが解決します。

 

【鳥取県】米子で風景写真撮ってきた!【米子】

 母方の実家が米子にあるので、たまーに足を運ぶことがあります。今回挙げる写真は、昨年のシルバーウィークに行ってきたときのものなのですが、いやーもうほんっとーに人が居ない。

 大阪からバスに乗ってシルバーウィークの真昼間に米子駅前到着したけど、駅のホーム出て辺りを見渡しても、ほんと両手で数えきれる程度の人達がぽつぽつ点在してるだけ状態でした。

 そこから車乗って山の中腹の祖父母の家に近付けば近付くほど、まあ余計人は居ません。というか家も店もどんどん減ります。建物の存在が希少化してきます。

 逆に言うと、何人にも邪魔されない自然が満ち溢れてるというわけで。

 今回は米子の風景写真特集です。

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 大阪ではついぞお目にかからない、底の石まで透ける小川。

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 橋その一とその二。そしてその気になれば駆け下りてどぼんできるだろう川。

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 橋その三。疾走感をある雲と、その後をちんたらついていく羊っぽい雲。

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 飛ぶような雲。何かが燃えている。

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 ここでも何かが燃えている。田舎って何でこんなにあちこちで何か燃えてるの。

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 謎の束が立ち並んでいる空間。

 うーむ、自然だ。

 降り立った瞬間「空青い! 空広い! 空撮ろう空!」って感じでもうひたすら空撮ってました。建物がそんなになく、加えて結構高地まで出ているので見える山も低く、まさに360度空。撮りがいあります。

 しかし貼ってみると輪郭の甘さが悲しい。もっとカリッと撮れてる気分でした。それかどうせ輪郭が霞むのなら、もっと甘くして写ルンですで撮りました感とか出してみたかったです。

 

米子は素敵な観光地。

 さて、米子には空しかないみたいな記事になりかけてますが、米子には実は見どころ遊びどころたくさんあります! そして色々安い。人が来ないから。そういう意味ではむしろ穴場。

 勿論主席は、皆生温泉。塩分たっぷりの泉質もさることながら、ロケーションが非常に良いです。旅館もホテルもいっぱいありますが、海を一望できる大浴場や露天風呂、家族用貸切風呂を備え付けているところがとても多いです。なお、安いところで素泊まり5000円前後であります。大人数で行くならもっと著しく安くなるところもあります。是非楽天トラベルとかじゃらんとか覗いてみて下さい。

 そして、体験や見学のできる施設が、幅広くてとても多いです。梨狩りとか、酒蔵見学とか、自衛隊の基地とか、シーカヤックとか。すごく遊べます。五月には茶摘み体験とかできるらしいです。

www.yonago-navi.jp

 実はHPがすごくちゃんとしていて、見てみたらほんと色々できるんだなーってよくわかるんですよ。ちゃんと外部サイトに飛べるし親切。

 ザ・観光地! ザ・ツアー! みたいな、やること回るとこある程度決まってるような旅行ではなくて、自分であれこれ気になることつまみ食いしつつ、まったりもしつつ、みたいな旅行するなら、米子すごくおすすめです!

 おわり。

新卒で入った会社を一年半で退職したときの経験談を語る。

四月から新たな門出。

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 春ですね!
 通勤途中、黒のリクルートスーツに身を包んだ、恐らくどこかの会社の新卒の新入社員なんだろうな、という方々とたくさんすれ違いました。前泊させてもらえなかったのか、でっかいスーツケースをがたごと鳴らしながら、何とか電車に乗り込んですごくほっとした顔で一息ついた子を見かけたのが印象に残ってます。
 ほんの少しだけ社会人の先輩な自分としては、初々しい後輩達が順風満帆なスタートを切っていけることを心から祈っています。

 さて、私は新卒で入った会社を一年半で退職し、約半年の無職期間を経て、この四月から契約社員として新たな仕事に就きました。通勤途中で見かけたフレッシュマンとほぼほぼ似たような立場で再スタートです。
 四月一日が初出社日で、研修を受けつつ挨拶に回りつつ、入社前にはわからない社内の雰囲気や、一緒に働く方々の人となりを見てきたのですが、ここならきっと頑張っていけそうだなー、と安心できました。いざ行くまでは結構不安でしたが、まあ本当に良かった良かった。

 私の中ではこの四月が大きな区切りになるので、気持ちの整理がてら辞めたときのことを書こうと思います。私と似たような状況で仕事辞めたいなーって思ってる人の参考に、ちょっとでもなれば嬉しいです。

 

入社してから実際に辞めるまでの心境の変化。

研修期間 ストレスゲージ 1%

 研修期間中は「いやレポート多くない? 課題多くない? 眠れなくない? そんで毎朝のラジオ体操の真剣度やばくない?(無難にやってたら怒られました)」っていう洗礼はあったのですが、研修担当者が人外レベルに頭良くて話面白くてたっのしーっとか同期と飲み会ひゃっほーいって感じで、割とさくっと乗り切れました。

配属初日 ストレスゲージ 5%

 そして大阪に戻り支店配属初日、「支店のラジオ体操、ゆるい……!(ぴょんぴょんするやつとか誰も飛んでない)とかしょうもない感想を抱きつつ一日を過ごしていると、「ん?」とちょっとした違和感が二つほど。

 一つ目、始業三十分前までには着席のこと。いや早くないですか? 常識の範囲内でとかそういう言い訳ギリしづらくなってくるような……。新人は掃除しろゴミ出せそのために早く来いとかなら元体育会系なんで許容しなくもないけど、管理職以下社員全員強制ってどうなの、と。完全にこの会社業務時間三十分サバ読んでるんじゃないのか、と。(ちなみにどうも他支店では始業一時間前着席がデフォのところもあったので、良心的な支店だった模様)
 二つ目、休憩時間は二時間で申請のこと。いや長くないですか? お昼休憩一時間だったのは私の気のせいだったのか……まあ楽しい時間は早く過ぎるっていうしな……いやそんな馬鹿な! というわけで更にこの会社業務時間一時間サバ読んでるじゃないか、と。(ちなみにどうも他支店では以下略)

 要するに毎日一時間半のサバ読みありの支店でした。なんというか、サービス残業という概念は知っていたし多少覚悟もしていたんですが、出退勤申請をPCでガチガチに管理しながら逃げも隠れもせずまっすぐにサバを読むという点にびっくりしました。サビ残ってもうちょっとやましいものだと想像していました。
 繁忙期にはサバ読みが一時間半どころじゃすまないことを知るのはのちのちの話。
 まあ「うわー社会の闇だー」とは思いましたが、体力には自信がある方だったので割とさくっと気持ちの整理がつきました。

 

入社一ヶ月 ストレスゲージ 50%

 一ヶ月経ち、ストレスゲージが跳ね上がりました。そう、五月病にかかりました。
 私は個人顧客向けのテレアポ営業だったので、配属されてからというもの、ひたすらに電話をかけ続ける日々を送っていました。顧客リストを見ながら黙々と電話をかけます。勿論すぐ一周します。二周目かけます。一周目ですでに繋がってお断りされている方を除くので、もっと早く一周します。三周目かけます。四周目かけます。五周目(以下略)
 しかし営業たるものこんなことでくじけてはいけません。飛び込みよりはマシ飛び込みよりはマシ飛び込みよりはマシと脳内エンドレス詠唱しながらさくさくっと電話かけてました。

 そして待ちに待ったGW! 旅行! 温泉! 海と山!
 そうして遊び倒してやってきたGW明け。商談が取れるまでひたすら電話をかけ続ける日々の再来。
 だめだ、めちゃくちゃ仕事辞めたい。

 この辺りで「あーこの仕事いつかは辞めるんだろうなー」と漠然と考え始めます。ただ、一応この時点では「三年は続けよう」と思ってました。

入社半年から一年三ヶ月 ストレスゲージ 90%

 半年過ぎて、商談取って行って決まったら処理してーという一連の流れを一人で行うようになってました。稀に上司の同行もありましたがその際の選定基準は不明。
 自分で数字を取ってくるようになって少しずつやりがいを感じ始めていたものの、仕事していて、ちょくちょく「これはおかしいんじゃないか?」「これはやっていいことなのか?」みたいな疑問を感じてました。

 我ながら甘いかなーとは思いますが、自分とは違う会社の価値観に則ってお客様の前に立つことに、かなり強くストレスを感じてました。
 まあぶっちゃけ営業って数字さえ立ってれば何やっててもいいみたいなところがあるので(会社によるとは思いますが)、最低限の数字を立てつつ自分の思うように仕事を進めるようにして、気持ちのバランスを取ろうとしていました。が、それはそれでいいものかもわからず、悶々としながら仕事してました。

 後、体力的にも少しずつ辛く感じるようになってきてました。繁忙期はともかく、基本的には月で七十時間前後ぐらいだったので(ちなみに昼休みを一時間換算の場合です)過労死ラインにはほど遠いですが、「この仕事なかなか好きになれないなあ」と思いながらやってると結構しんどかったです。

 ただ、学生の頃の部活動の方が断然拘束時間が長かったため体力に自信があった+自分のストレス耐性に謎の自信があったということがあり、とりあえず辞めたいなりに辞めずに淡々と仕事してました。

退職三ヶ月前 ストレスゲージ 100%

 頭痛がしてました。頭を締め付けるような感触のやつです。
 同時期に、ときどき右頬がじーんと痺れるような感覚がするようになりました。痺れているような気になるものの、揉むとちゃんと手触りを感じられるので血行が途絶えているわけではなさそうでした。
 うーんストレスかなーとは一瞬考えたんですが、いや私に限ってストレスが体調に出ることはあるまい! わっはっは! と何だかよくわからない思考回路で気にしないことにして仕事してました。

 正直なところ、この時期しょうもないミスを連発してしまい落ち込んでいたので、仮にストレスだとしても自分のせいだし、ちゃんと仕事して巻き返したらすぐ治る、と思っていました。
 が、頭痛の頰の痺れる感覚も治らず、特に直属の上司(馬が合わない)(たぶん悪い人ではない)に何か指示を受ける度に、頭痛が酷くなるようになってきていました。

 今から思うと、仕事続ける気ならこの辺りで一回嘘ついてでも数日の休養を取るべきでした。身体症状が出た時点で思いっきりガス抜きしてあげるのが吉。

 

退職二ヶ月前 ストレスゲージ 99%

 一旦落ち着きました。頭痛も頰の痺れもたまーにしか出なくなりました。お盆でつかの間のリフレッシュをし、これっぽっちも頑張りたくないけど仕事だ仕方ない頑張るぞーと前向きなのか後ろ向きなのかわからない気合の入れなおしをし、ちょっと元気に仕事してました。

退職一ヶ月前 ストレスゲージ 100%

 頭痛と頰の痺れがぶり返してきました。慢性的にきてました。後、朝起きるのが辛くなり、休日寝てるだけの状態になってきました。
 この辺りで本格的に「これはストレスが溜まっているに違いない」と危機感を覚えます。が、ガス抜きしようにも意欲が全くわかない。ただただ布団に沈んでいたい。動く気力が失われており、部屋もかなり荒れてました。
 これはやばいなと思って、五月病のときに考えた「三年は続けよう」を「二年は続けよう」に脳内修正します。
 残り半年だけ何とかしようと思って、だましだまし仕事してました。

 

退職願提出二日前 ストレスゲージ 120%

 仕 事 中 に 突 如 涙 が 止 ま ら な く な り ま し た 。
 「あ、これあかんやつや」と思いました。憂鬱な気分の延長線上なだけで、涙が出るほど悲しいとかそういうわけではないんですけど、何故か止まりません。

 とりあえず周りの目が気になるので、トイレの個室にこもって涙を止めようとトライします。あまりにも止まらないものだから、いっそ枯れるまで泣いたら止まるかと思ってスマホ2chの泣けるスレまとめ読んでみても止まらず、それなら笑えばどうだ思ってと2chの笑ったら寝るスレまとめ読んでみても止まらず(しかも笑えず)ということでとにかく止まりませんでした。

 理性は働いていて、ほんとに目から水が出てるだけ。ぶっちゃけこのままでも事務作業とかなら全然できるけど職場に泣きながらキーボード叩き続けてる奴がいたらどう考えてもシュールだしなーどうしたもんかなーと思いながら泣いてました。
 一時間以上経ってようやく治まってオフィスに戻ったのですが、電話をかけている間にまた涙が止まらなくなりトイレに戻る、というのを何度か繰り返しました。しまいにどうでもよくなってきて結局涙流しながら仕事してました。事務方のお姉さん達がひそひそしてたよ!

 途中で先輩に声をかけられて相談にのって頂いたりしつつもとりあえず夜まで仕事を続け、帰宅して、決意。

 「よし、仕事辞めよう」

 

退職願提出一日前 ストレスゲージ 120%→測定不能

 退職届を出す前に直属の上司に話を通しておくのが筋であるみたいなことを聞いたことがあったため、とりあえず勝手に生成されそうになる涙をこらえつつ夜まで仕事して、上司に「話があるんですが」と声をかけました。
 詳細は省きますが二時間以上揉めました。

 

退職願提出とその後

 その後もちょっと偉い人とお話したりしましたが、最終的には有給も消化しつつ無事に辞めることができました。退職届が受理されてから一週間ぐらいは事務方に移って働いていたのですが、そのときが一番体調が悪かったですねー。

 辞めた後に病院に行ったところ、自律神経失調症とのことでした。

 「ええと、涙が?」「止まりませんー悲しくないのにー」
 「仕事は?」「辞めましたー」
 「ごはんは?」「食べれますー」
 「夜は?」「眠れますー」

 みたいな質問を経て、「うん、仕事辞めたんだったら徐々に回復してくると思うので、とりあえず薬は様子見で漢方薬出しましょうね。まだまだ若いし、僕は仕事変えるの、いいと思いますよー」って感じのことを言ってもらって帰宅しました。穏やかモードのままさりげなく「しにたくなったりする?」って聞かれたのは、ちょっと印象に残りました。そっか、こういう症状で来る人の中にはそういうこともあるんだろうな、と。

 私の場合は辞めてから一ヶ月ぐらい体調不良が続き、その後マシになってきて三ヶ月後ぐらいに完全復活の実感を得ました。ごはん食べられるし布団に入れば眠れるというかなり軽度の状態で仕事を離れることができたから、そんなもので済んだのかなー、と思います。

 

仕事辞めたい人へ。 

 身 体 の 変 調 を 感 じ た ら 即 休 む べ し 。
 私の場合は崩壊したのが涙腺だったのでそんなに切実には困りませんでしたが、これで摂食障害とか睡眠障害とか始まってたら洒落にならないわけです。まあ涙腺は涙腺で人前に出られなくなるので困るには困るんですが。
 ほんと辞めようか悩んでる人には「健康」を第一優先にしてジャッジ下してほしいです。

 後、転職先は選ばなければ意外とたくさん見つかります。私も好きになれそうな仕事がしたかったので今回契約社員になりましたが、別では正社員の内定も頂くことができました。
 理想を言えば、仕事続けながら並行して転職活動して、決まったら辞めるのがいいのはいいです。でも、不測の事態で無計画に辞めても意外と何とかなりますよ、と。だからあまりにもしんどいなら、自分の心身を最優先にして大丈夫です。

 ただ、余裕がある人は計画的にいきましょうね!
 転職活動やっぱり普通にめんどくさいし焦るし心折れる! 無職になると尚更!

 

 とりあえず、新卒で入った会社を一年半で退職しても、意外と幸せに近付けることもあるようです、という経験談でした。まだ入社したばっかりなのでよくわからないですけどね。
 長くなったので今回は退職経験談のみですが、またその内無職期間の話や転職活動の話も書きます。
 仕事変えて良かったなー、と心から思えるように、明日も頑張って働いてきます!

 おわり。



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【大阪】森ノ宮のキューズモールでくつろいできた!

もりのみやキューズモールBASEって知ってますか?

 晴れの日に大阪城公園に散歩に行ってきて、ついでに森ノ宮キューズモールに足を運んできました。
 大阪以外の方はぴんと来ないと思うのですが、JR大阪環状線(東京でいうところの山手線)には森ノ宮という駅があります。大阪環状線改造プロジェクト」というものがあって、それがこの数年でどんどん形になってきているのですが、森ノ宮駅は一番最初の改装対象になって、ぴっかぴかの駅に生まれ変わりました。
 キューズモールというのは大阪阿倍野区に最初にできたショッピングモールです。すっごい小洒落たイオンみたいなのを想像して下さい。それが、駅の改装のタイミングにて、昨年森ノ宮に進出しました。

 ちなみに大阪環状線改造プロジェクトでは、全駅の発車メロディを新しくしたり(全十九駅十九通りの発車メロディ)、全駅にシンボルフラワーを新しく定めたり(花言葉もついてくる。たとえば大阪駅は薔薇で花言葉は情熱)、めっちゃ面白い取り組みしてます。
 シンボルフラワーと花言葉の簡単な説明がHPに載ってるんですが、ほんの数言なのに区間への愛情伝わる和む紹介文になってます。誰が書いたか載ってないんですよね。駅員さん達が考えたのかしら。
 興味が沸いたら是非ご覧下さい。(→大阪環状線改造プロジェクト進行中!:JRおでかけネット

 

キューズモールでくつろいできた!

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 陽射しの入る憩いの広場で歌のイベント。
 どことなく中島みゆきを思い出させるような美声。もっとずっと柔らかい感じでしたが。凄く癒されました。

 

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 何か走ってた。わくわく鉄道というらしいです。乗車料金300円とのこと。ちょいちょい小さなお子様向けのイベントもやっているらしいので、ファミリーでちょっと遊びがてらのお買い物に良さそうです。

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 これイチオシです! まちライブラリーという、図書館でもありブックカフェでもある空間。
 本は持ち寄られて集まったもので、会員になれば、読むことも借りることも本を寄贈することも全てできます。本の裏表紙にはメッセージカードがくっついていて、その本を寄贈した人からのメッセージや、その本を読んだ人の感想が書かれています。読めば自分も書き足すことができます。本好きにはたまらん!
 本棚ざっと見た感じ本当に色々な本がありました。小説も自己啓発本も写真集も画集も、がちの専門書みたいなのもあって、今まで手に取ったことのない本と出会えること間違いなし。程よく小ぢんまりとした空間なので、かえって選びすぎずに読み始めるふんぎりもつきます。
 HPによると、現在(2016年3月)全国で277箇所あるとのことです。皆さんのご近所にもあるかもしれないので、興味がわけば是非公式HPでチェックしてみて下さい。(→まちライブラリー

 

戦利品と感想。

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 戦利品です。先日記事を書いたあのコンバースの黒(→スニーカーはコンバースの黒一択。)と、花粉症のお薬。
 そして、注目して頂きたいのは、そう、タッパーと皿です。
 なんと、キューズモールにはセリアがあるのです!(すっごいお洒落な100均)
 蓋をしたままレンチンできるタッパー(しかも蓋が茶色)、そして、白と茶色の小皿をゲットしました。食器が全て白か茶色で揃えてある(ちなみにほぼIKEA)我が家には、至高の品……!
 最近の100均はどこもかしこもお洒落で質が高いものを揃えていますが、中でもセリアの食器はバラエティに富んでいてほんとにいいですよね。テンション上がります。

 というわけで、ショッピングモールであるにも関わらず、イベントあり、くつろぎスペースあり、図書館あり、その上100均まで備え金欠にも優しいとは、もりのみやキューズモールBASE、恐るべし……!
 他にも色々あります。ロッククライミングジムとか。フットサルコートとか。ドッグランとか。お洒落なカフェも乱立してます。そして天王寺ほど混んでないのが素晴らしい。
 後、接客もたいへん感じが良かったことを付け加えたいです。特にオーエスドラッグのお兄さん、私が花粉症の薬の棚の前で挙動不審になっていたところ、見るに見かねたのか懇切丁寧に一から色々説明してくれました。良い人でした。

 日曜日に行ったのですが、天王寺のキューズモールと比べても全然混んでないので、大阪居住の方がぶらっとショッピング行くなら穴場だと思います。天気の良い日に大阪城公園散歩して、キューズモールに足を運んでカフェでお茶して、まちライブラリーで本を見繕って、その後お買い物とかどうでしょうか。
 デートでもファミリーでもお友達でも楽しめるはず!
 大阪のおすすめスポット紹介でした。おわり。

【大分】野良猫ストーカーが猫の写真さらす【中津】

 つれない猫も甘えたな猫もドスのきいた猫も懐っこい猫も白猫も黒猫も三毛もトラも靴下も、とにかく猫、大好きです。地球史上いち可愛い生物だと思います。異論は認めます。

 猫派のカメラ持ちはもれなく写真フォルダが野良猫まみれになります。散歩や旅行に出かけるときは、土地の野良猫に会いに行ってると言っても過言ではないです

 というわけで、今回は大分県中津市に遊びに行ったときの写真をさらそうと思うのですが、中津、猫多すぎません? 猫の聖地ですか? ふらーっと観光している間に、首輪つけてるの含めたら十匹ぐらい見かけた気がします。

 ではでは、中津の猫達をご覧下さい。

 

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 上目遣いでカメラ警戒中の猫。耳ぴん。

 

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 カメラ向けたらびっくり顔になった猫。

 

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 身づくろい中の猫。このしなやかさが堪りませんね。うふふふふふふふふ。

 

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 たぶんちょっと眠い猫。

 

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 「何見とんじゃワレ」って顔の猫。

 

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 「あらやだハンガー落ちてるじゃないの」って思ってるであろう猫。

 中津は中津城があり、情緒たっぷりの素敵なカフェがたくさんあり、物凄く美味しい日本料理のお店がありと、朝から晩までたっぷり遊べる素敵な土地です。しかも、大阪からであれば福岡経由で大分市内や別府まで行くよりは断然近く、その割に観光客はほとんど居ない穴場でもあります。

 野良猫と戯れながらのんびりする旅もいいかなーという方は、是非一度中津へ足を運んでみて下さい。

今週のお題「犬派? 猫派?」】でした。

【大阪】大阪城公園で2016年の梅を見納めてきた。

 折角、梅の写真撮ってたのに、忘れてた。もう桜咲いてるよ!

 というわけで、大阪城公園の梅園で三月の二週目ぐらいに見納めてきた梅の写真を貼ります。ちなみに所有カメラはCanonのkiss7で、レンズは撒き餌と名高いEF 50mm F1.8です。

 

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 三月も半ばになるとですね、物凄い枯れてます。すっごいボカしてるからあれですけど、後ろに見えてる枝とについてる奴とか八割枯れてます。大阪城で梅撮るなら二月中に行くのが吉。

 

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 こういう花火ありますよね。ナイアガラの滝とかそういう名前で、厚紙が持ち手で、手持ち花火パックに一個だけ入ってる奴。多人数向けのでっかい手持ち花火パックで二個入ってたりするとちょっと幸せになります。

 

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 俯き具合が可愛かった。地味にピントが花じゃなくて花右側の蕾に合ってしまってるような気がします。

 

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 これが今回撮ったやつの中で一番好き! 左上の近すぎる枝の見切れがなければ。写真撮ってると「ああああこれが入ってなければあああ」みたいなの多くないですか。私だけですか。

 

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 日差しが引っ込んだときに撮ったのでなんか寒そう。この種類の梅だけ見頃ですごく咲いてました。ちなみに、梅撮って回ってるとき、基本ホワイトバランスマゼンタに結構寄せてました。四つぐらい寄せてたと思います。

 

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 これたぶんホワイトバランス寄せてないです。本来の色合いはこんな感じでした。

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 これ凄いんですよ。花が緑なんです。緑の梅があるんだ! って凄く感動しました。

 何かすっごいボケてる。何か背景溶けてる。その、重々、わかってるつもりなんです。撮ってるときから「うーんボカしすぎ? うーん調整する? うーん、まあ、いいや、もう」って思ってました。

 梅に限らず、花撮るのって難しくないですか? 私の場合撮るの動物が多いんですが、動物ってほんと何も考えずばしゃばしゃ撮ってるだけでも突然被写体がサービスポーズ決めてくれたりしてそれっぽいの撮れることあるじゃないですか。でも花は、何かこう、撮る人が全部計算ずくめで撮らないと素敵な写真が撮れない感がある気がします。

 だから花とか植物とかで素敵ショット撮れる人は本当に尊敬です。良い感じに撮れそうな被写体を見逃さない感性と、良い感じの演出の仕方を思いつく想像力と、その演出を実現できる確かな知識があるってことかなーと思うので。

 とりあえずですね、繰り返しますが、大阪城で梅撮るなら二月、悪くても三月の一週目には撮りに行って下さい。何度も行くならその限りではないですが。私は完全に梅の旬を忘れてて思いつきで突撃しました。全部萎んでなくて本当に良かったです。

 また桜がもうちょっと咲いたら桜の写真もUPします。次はちょっと花の撮り方予習してから頑張ります。

 おわり。