ゆとろぐ。

1991年生まれのゆとり世代の雑記ブログ。

映画『SING』がめちゃくちゃ良かったので感想を書く!

 Amazonプライム会員になって早二年が経過しました。プライム会員は、送料無料とかお急ぎ便無料とか一部音楽無料とか一部本無料とか、うごめきひしめき特典だらけなのですが、私が最も恩恵を預かっているのは『Prime Video』です。


 なんせテレビがないから。
 テレビがない一人暮らしって寂しいですよ。生活音。生活音しかない。自分の呼吸音しか聞こえない地獄のような寂しさです。とはいえかれこれ一人暮らし歴も五年目に突入しようとしつつあるので今更テレビを買うのもちょっと。
 そんな私のためのPrime Videoです。無料で映画もアニメもドラマも流し放題。ラインナップも豊富。入れ替わりも頻繁。
 そんなわけで、毎日ごはん食べながらテレビ代わりに映画流しています。


 というわけで今回は、いつものようにぼんやり観てたつもりが最終的には感動して涙まで流してしまった映画『SING』の感想記事です!

 

SING

動物だけが暮らすどこか人間世界と似た世界ーー
バスター・ムーンが経営する"ムーン劇場"は観客が減り倒産の危機を迎えていた。なんとか劇場を立て直したいバスターはかつてない歌のオーディションを開催することに!
主要候補は6名。人生を変えるチャンスを掴むため、参加者たちはそれぞれの想いを胸に劇場へ集結する…。Amazon解説より引用)

  冒頭からあわや倒産寸前のムーン劇場。劇場主のコアラのムーンは、起死回生の一手として「歌のオーディションショー」を計画します。ショーに関わる主要人物、もとい動物は五匹。
 二十五匹の子ブタを抱えて家事に子育てに追われる、お母さんブタ、ロジータ
 盗賊団の長の後継として生まれたにも関わらず、歌手になるという夢が捨てきれない、若きゴリラ、ジョニー。
 音楽院を出たサックス吹きで、実力は折り紙つきだけど高すぎるプライドと口の悪さが欠点の、小洒落たスーツを着こなすネズミ、マイク。
 彼氏と二人きりのロックバンドで、思うように歌うことが許されずもやもやを抱えるハリネズミ、アッシュ。
 そして、極度の恥ずかしがり屋で人前では歌うことができない、けれど実は誰もが息を呑むほど素晴らしい歌声を持つゾウの少女、ミーナ。

 全員がそれぞれの事情を抱えながらショーへの出演を決意します。
 ところが劇場主ムーンの悪運ゆえか、破産寸前の財政状況が招いた必然ゆえか、ショーの準備は七転八倒、次から次へと災難が降ってきて……。


 ショーの行方は映画本編で見て頂くとして、本当に感動する素敵な映画です!
 私は字幕版で見ましたが、出演者の歌がとにかく鳥肌モノです。耳を澄ませたくて呼吸が止まる、その瞬間が体感できます。
 そして、登場する動物達が皆コミカルでくすりと笑えます。一つひとつの仕草に人間らしさと動物らしさが混在していて、ちょっとした動作に目が引かれます。
 何より、劇場主ムーンの魅力がすごい! どう考えてもお馬鹿だし、ちょくちょく犯罪を犯しているし、飛び抜けたカリスマがあるわけでもなさそうなのに、輝かんばかりに夢を追っていて、才能を見つけたら屈託なく心から賞賛して、人の抱える事情や環境をまるっとなかったことのようにして上向きの風を吹かせてしまう、不思議な力を持っています。

 気持ちがあったかくなって元気の出る映画なので、歌が好き、動物が好き、笑える映画が好き、感動できる映画が好きという人は是非是非観てみて下さい!
 プライム会員じゃなくても399円で観れますよ〜!

 おわりっ。